・前回の話→
ACTION63感想リンク
ニコラを狙う大勢の敵たちに対し、奮闘するゴードン。
その様子を見て、ゴードンの実力を認め、割りに合わない仕事を引き受けてしまった感じだと呟く男。
どうやらニコラを狙う敵たちのリーダーのようですが…。
その男があんたの持ってくる仕事はろくなもんがないと言いつつふりむく先には…。
アトラ・クリムゾン!
…どうやら、この敵たちのリーダーにザジ・カシムにニコラを捕らえて引き渡せば多額の報酬が手に入るとの
情報を与えたのがアトラだった模様。
…息子であるエイドリアンが巻き込まれて一緒にいる事も把握済み。
このままだと屋敷に仕込んでおいた連中が殺しちゃうといいいのかと問われても
この程度の障害を乗り越える力がなければ銃神コールには到底太刀打ち出来ないと
あえて試練を与える為に巻き込こむタイミングでやらせましたという感じ。
こんな所で死んでるようならそれまで。…そう言い切ってしまいます。
…前回までの戦いでエイドリアン一番危なかったですが。これは酷い。
初登場時に比べて、アレ?案外いいおばさん?…という空気も出していたアトラですが、
やはりとんでもない人でしたよ…。
敵リーダーの男はそんなアトラに対し、俺らも安く見られた、じゃあ遠慮なく行かせてもらうといいつつ、
もう一つ、もしエイドリアン(とホープ)が死んでしまったらあんたの悲願、
クリムゾンファミリーの解体はどうするのかと問いますが。
アトラは笑顔でご心配なく、その時は私がG・O・Dであの男を殺すと発言。
それが出来るなら始めからそうして下さい。
…それを聞いて相変わらず食えない女と笑う敵リーダーの男。
なら深紅の処刑人であろうと『バケット特別部隊』の面子にかけて叩き潰すと宣言…。
…その部隊の者たちがゴードンの立ち塞がる正面玄関ではなく、進入防止に塞いでいた
屋敷の窓を吹き飛ばして外からも進入開始。
館からの脱出を図っているニコラ、ホープ、エイドリアンの3人。
これまでは既に潜入していた敵を倒しつつ…でしたが、ここからはゴードンの奮闘空しく
外からも敵が来ます。
これで地獄の門が開いてしまったとエイドリアン。
どうするもこうするも力押しで突破するしかないとホープ。
…もう一つ手があるとエイドリアン。
エイドリアン
「この女を連中に差し出せばおとなしく引き下がるだろ!?」
…まあエイドリアンからすればニコラを守る義理は無いしね。それを聞いて引きつった顔のニコラ。
…ホープは、俺そこまで悪人になれねぇと否定。
だが、俺たちはお前を守りはしない、ここから脱出したきゃ必死についてこいとホープ。
少しでも遅れるようなら置いてくとそこは突き放しますが、ニコラはそれに対し、
上等、望むところと返します。もう守られヒロインじゃないしな。
屋敷で奮闘するもう1人、エルトン。ニコラたちと出くわし合流。
もう好きにやらせてもらう、この屋敷とお前たちともおさらばだ、そういうエイドリアンに
それは駄目だと否定し、お前たちはこれから私の指示の元…となんとかいう事を
聞かせようとするエルトンですが、そんな事言い合ってる間に敵の手瑠弾攻撃!
一番前にいたエイドリアンを助けようとしたエルトンが右足を負傷…。
大丈夫だ、この程度の傷…と襲い掛かる敵に立ち向かうエルトンですが、そこに再び手榴弾!
同じ手に二度も…とその手榴弾を撃ち落とそうとしますが、そこに足の負傷のダメージが来て
態勢を崩してしまいます。
しかしそこはニコラが代わりに迎撃!手榴弾を撃ち、弾き返します。
守られるより守る側になれ、そうコニーに言われて育てられたと告げるニコラ。
ニコラ
「私を捕らえる!?上等!!奴らにそんな簡単な女じゃないって事
教えてやらないと!!」
そう頼もしく言い放つニコラ。
…そんな戦局を見て、正攻法はきつい、本腰を入れると言い放つのは敵リーダーの男。
一旦引いて何かを仕掛けるつもりのようですが…。
エルトンはこいつら何者だと問うエイドリアンに、風貌と身のこなしから、
恐らくバケット特別部隊ではないかと答えます。
当たりですぜ。エルトンさん。
エイドリアンもその噂は聞いた事があり、失敗しない部隊(アンフエイルドフォース)として有名らしい。
数々の戦場で英雄的な活躍を見せ、故P・クリムゾンも深紅の処刑人にスカウトしたという男、
スティーブ・バケットがスカウトを断って独自に作り上げたエリート傭兵部隊だという。
そうだとしたら相当やっかいだとエルトン。
バケット特別部隊は一人一人が高い能力を持ち、どんな困難な任務でも成功を収め続けていると。
その中でも、リーダ-のスティーブ・バケットは別格で能力は未知数、
噂では銃神コールと同等とさえ言われているという…。
…軽そうな感じを出していた敵リーダーの男ですが、恐ろしい相手だという事が判明しました。
ラスボス候補と同等と言われてますから。
それで大した事なかったという場合もありますが。
…ゴードンも屋敷内に入り、ニコラたちと合流。
敵の様子がおかしく、何か仕掛けてくると伝えますが…。
火薬のにおいを感じるニコラ。
敵は屋敷内で可燃物の入った樽を爆薬吹き飛ばす方法で火事を起こしました。
それで屋敷からニコラたちを燻り出す作戦のよう。
可燃物使用の為火の回りは速く、脱出を急がなければなりませんが、正面は敵に固められ脱出不可。
中はどこも火の海だ、どこから脱出すると問うエイドリアンに裏口の扉から中庭を伝って
屋敷の裏手に回る事を提案するエルトン。
そのエルトンの意見を肯定して、外に出たら強行突破で、最後の脱出場所へ向かうというゴードン。
外に出るには昇ってる間に狙い撃ちされる屋敷の鉄柵が障害になりますが、
それはゴードンの機関銃でその鉄柵そのものを破壊して脱出。
…しかし脱出方法がそれしかないのは敵リーダーの男、スティーブ・バケットには見抜かれていました。
…そして自ら出撃するという彼にめずらしい、兵の育成に指揮官に徹するんじゃなかったの?…と問うアトラ。
そのつもりだったがこんなおいしそうな連中放っておけないと今までの軽い態度とは別の
戦闘狂の一面を見せるスティーブ。
スティーブ
「んじゃ、ぶっ殺してくるわ!!」
…コールにも匹敵するとの噂を持つ男、スティーブ・バケットがニコラたちを襲う!
…という所で今回はここまでです。
…スティーブ・バケットってホープに顔似てね?
…そう思えます。僕だけじゃないよね?いや、髭の生え方とか同じだし。
…実は血の繋がりがあるとかではないと思うけど。
とにかくコールに匹敵すると相当持ち上げられた強敵。
…もし本当にそうならその強者描写に誰かその犠牲になってしまいそうな気がしてしまいますが…。
…エルトン危ない。もう足に怪我してるし、そうとう危ない。
…という事で次号も注目です。
・最新コミックス9巻。
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