主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。
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・前回の話→ACTION66感想リンク
スティーブ・バケットと戦うホープの所へ向かうニコラ。
その途中、ホープによって倒されたバケット特別隊のメンバーの遺体が転がっているのを発見。
ボスであるスティーブでなくても素早く精鋭揃いだった相手が正確に頭を打ち抜かれているのを見て、本領を発揮した彼の凄さを感じる一方、本当に彼自身が忌み嫌っていた銃士に変わってしまった事実を突きつけられます。
兄と同じように血塗られたエマーソンの歴史からは逃れられんと言ったゴードンの言葉が頭を過ぎりますが、それでもニコラはめげません。確かにそうかもしれないとその事実は認めつつ、それでも…。
ニコラ
「だってホープを助ける事が出来るのは私しかいないから!!」
…とホープを助ける決意を新たにします。
そしてそのホープVSスティーブの戦いの場面。ホープは先に足に受けたキズが響き、膝をついてしまい大ピンチです。
しかしそのスティーブが邪気と表現した圧力は衰えておらず、それでスティーブの攻撃を一瞬遅らせて反撃!
その反撃がスティーブの頭をかすめます。止めと思い仕掛けて仕留められず、しぶとい奴めと呟くスティーブ。
しかし、それなら邪気ごとぶった切ると次の攻撃は一瞬も怯まずに切り込みますが、今度はその手にした刀が砕けて折れます。
それは助けに来たニコラの狙撃!あくまで武器を狙って殺す意志はまったく込められていないニコラの銃撃には殺気が無く、その援護にはスティーブも気付けなかったようです。
スティーブ
「まったくどいつもこいつも!!能力高ぇよ!」
…更にこの隙にホープが銃撃の構え。身を翻してその反撃から逃れつつ煙幕弾を投げ煙に巻きつつ、折れた刀をニコラの方へ投げつけるスティーブ。
この反応は流石ですがニコラはそれを最小限の動きで回避しつつ反撃!
スティーブの肩に弾丸が!先程のホープの銃撃も頭をかすめてはいましたが、まともに弾が当たったのはこれが初めてです。
まさか俺に弾を当てるやつがいるとはと驚くスティーブ。
スティーブ
「ったく近頃の女はおっかねーぜ」
…最初の対峙ではあっさりニコラを気絶させたスティーブですが、今のニコラはホープを助ける為、そのときより研ぎ澄まされている状態なのでしょう。その実力は認めざるを得ません。
…こうなるとホープとニコラ、二人の本気モードの銃撃をここで相手にするのは不利とみて、不本意だと思いつつも、一旦退くスティーブ。
…スティーブが去り、ホープの下へ辿り付いたニコラ。
大丈夫…と声を掛けようとして、ホープの血みどろの足を見て全然大丈夫じゃないと気付きます。
痛くて痛くて気が変になりそうだがG・O・Dで兄貴の前に立つまで死ぬわけにはいかないというホープに、分かってる、生きてここを脱出しようと返すニコラ。その足じゃ立てないから手を貸すと。
お前に助けてもらう日が来るとは、5年前じゃ想像出来ない事が起こっているというホープに、ニコラはそんなこといったらホープが生きてる方が想像出来なかったと返します。撃たれて崖から落ちたのを目の当たりにしたので。
ニコラ
「でもそのおかげで強くなれた。この5年間あなたの銃を引き継ぎあなたより強くなることを望んだ」
「だから退かないよ。G・O・Dの舞台で証明してみせる。あなたのお父さんの遺志…」
「この銃が……本当のピースメーカー(平和を作るもの)になることを」
…このニコラの宣言は今のホープには心に刺さるものがあるでしょう。うつむいて本来それは俺がやらなきゃいけないことだったが、そう言って…。
ホープ
「俺にはもうその銃を持つ資格はねぇしここまで親父の魂を注入されたお前の方がふさわしい」
…こう続けます。そして、だが兄貴を止めるのは俺の役目、邪魔をするなら優しく出来ねぇと、そこだけは譲れない、退けないという事を改めてニコラに伝えます。分かってると返すニコラ。
ホープ
「でも…今だけは優しくしてくれ。お前が手を貸してくれなかったらのたれ死ぬから。」
ニコラ
「うんうん分かってるって」
…そういってホープに肩を貸すニコラ。…最初からこの漫画読んでた身としては感慨深い面もあるシーン。
ニコラは本当に強くなりました。それこそニコラ主人公になるのは想像してなかったです。
…場面はバケット特別隊の方へ。戦況報告を受けるスティーブ。
ブッキ隊がターゲットと交戦しているが攻略出来ず、現状で半分以上の仲間を失ってしまったとの事。
…このバケット特別隊はスティーブが手塩をかけて育て、創り上げた部隊だけに流石にこの報告には神妙な顔を見せます。
しかし、逆に言えば戦力はまだ半分近く残っており、相手は5人、俺たちならば楽勝だろ?…と頭を切り替え周りの部下に向けて言うスティーブ。
スティーブ
「失敗しない部隊(アンフエイルドフォース)の名を汚すわけにはいかねぇ」
「どんな犠牲を払っても任務を遂行する」
…ニコラに折られた刀に変わり新しい刀を携え、成功の暁には死んじまった連中の分まで祝杯をあげる、と不敵の笑いを浮かべます。
ある意味一番ニコラが厄介というスティーブ。依頼はニコラの生け捕りですから、その対象が実力者というのは確かに相当厄介。頷けます。
ならば死なねぇ程度に黙らせる、俺たちの底力見せつけてやれとスティーブ…。
…場面は脱出を計るエイドリアン、ゴードン、エルトンサイドに。
ゴードンやエルトンが言っていた脱出の為の例のポイントに辿り付いていました。
そこにあったのはSL列車。追い込まれたらこの列車で脱出する予定だったとゴードン。
ここの線路は主要都市に材木を運ぶために本線にも繋げてあり、この列車は古くなってしばらく使われていないが今でも十分動くだろうと従業員が言っていたらしいです。
他の車両が出払っている以上贅沢は言えん、私がなんとか動かしてみるといいうゴードンはエルトンにニコラたちが帰還するまでの援護を頼みます。
それに分かりました、お任せ下さいと答えるエルトンですが、スティーブ・バケット相手に生きて帰ってこれますか?…とやはり力ずくでも止めるべきだったと言います。
…そうだな、だが止められなかったとゴードン。5年前は臆病で殻に閉じこもっていたニコラが堂々と主張する姿に圧倒されたと。
ゴードン
「その時思ったよ。あの娘を守るはずの我々が今や守られている」
…あの二人(ニコラとホープ)ならスティーブ・バケットを倒せるかもと期待してしまったといいます。…それは私も同じとエルトン。
エルトン
「情けないですね。我々戦争屋があんな小娘たちに期待しなくてはいけないとは」
ゴードン
「ああ、“深紅の処刑人”の面目丸つぶれだ」
…しかしもう面目など関係ない、生きて脱出するとゴードン。これに当然と答えるのはエイドリアン。たとえお前たちが死んでも僕は生きて脱出すると言います。
僕だって母から生き残る術を叩き込まれている、僕一人でも戦ってやる…と敵の迎撃に出ますが、エイドリアンの弾では無い銃撃で敵が倒されました。そう、ニコラとホープ帰還です。
二人が戻って来た事に気付いたエルトンは援護に出ますが、同時に迫る影に気付きます。
エルトン
「小僧、上だ!」
エイドリアンの頭上よりスティーブ強襲!
エイドリアンはスティーブと対峙するのはこれが初めて。頭上からの一太刀目は何とか回避したものの、その気配を感じられない動きに対応できません。
スティーブ
「ふん、お前らの能力の高さは承知済み。ならば一匹ずつ殺していく!!」
閃くスティーブの凶刃。エイドリアン…ではなくエルトンが彼を庇って斬られてしまい…。
…という所で今回ここまでです。
エルトン…。いや、凄く死にそうな気はしてましたが…。
果たしてスティーブ・バケットを倒せるのか?
次回も見逃せない話になりそう。次回は来年ですね。
スティーブとの決着は年跨ぎに。
・コミックス9巻。
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