ジョジョリオン #18 trouble with the curve 感想|迷宮ブログ 忍者ブログ

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主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。

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ジョジョリオン #18 trouble with the curve 感想

ジョジョリオン感想です!

ネタバレありなので良ければ続きを。












・前回の話→#17感想リンク


虹村さんにより定助が何者かの答えの『半分』が判明した前回。

…DNAは同一人物というのもあったりしてそんな気がしてた『吉良吉影』。

…しかし定助=吉良ではなく、吉良吉影にもう一人の何者かが、壁の目のある土地に隠された力で融合した存在が定助という事のようなのです。

…そのもう一人とは?今、定助の身元を預かっている東方家は壁の目の秘密を知っているらしく、完全に定助の正体を知るには今の生活の中で探りを入れていく必要がありそうです。

そんな前回から今回の話。

新しい一日が始まるがそれは『帰る居場所』を知っている人々の話…と、
未だに自分自身に謎を抱え、俺はどこに行ってどこに帰ればいいと感じる
定助の語りから始まります。

…今いる東方家はむしろ色々と疑って探らなければならない所であり、心の安らぎの様なものは感じる事が出来ないのでしょう。

そして自分の『半分』である吉良吉影について考える定助。

定助としては覚えていないが、吉良吉影は東方家に忍び込んで色々探っていたらしく、それは妹であった現家政婦の虹村さんの存在を家計図から隠すという意味もあったらしいのです。…確かに定助が発見した家計図には虹村さんの名はありませんでした。

そうした面から吉良は家族思いであり、悪い人間ではないようにも思えると定助。

今考えているのは自分の中の『もう一人』の心なのかそれとも吉良吉影の『心』なのかと思いを巡らします。

誰かがその答えを知っているというのなら必ずそいつに答えさせてやると、その答えを知っているであろう現状最有力候補の憲助を横目で見据えて、定助の考え中描写が終わり、現状の生活の描写へ。

定助は東方家に自分を置くのがどんな目的であろうとも、秘密を知ろうとしたときの妨害がどんなことであろうとオレはオレの『帰るべき場所』をつきとめなくてはならないと決意しています。

虹村さんも秘密に迫る為の協力者になったワケですが、表面上は何事も無かったかのように家政婦してます。

…地味に先の家計図の話が出たところで虹村さんのフルネーム判明してました。虹村京。


おはようと皆にあいさつする定助。

…しかしそこにいた長女の鳩、何故か水着。

…サービス?…うん、でもこれは何故?…の方が先に来ます。ええ。

定助にいつもの調子で抱きついてきた大弥も水着。何故?

…そして先ほどは普通の格好だった憲助もこの朝の食卓には海パン姿で登場。何故?

大弥
「『杜王町の朝』『水着でパンケーキを食う』…」
「こんな不幸な事件は東方家始まって以来ィィ~~ッ」


…この謎水着朝食の理由とは…。

家族でハワイ旅行の予定のはずがキャンセルになった。
→水着着て気分だけプールサイドの朝食。

…という事らしい。

…いや、うん。普通の格好で食べましょう。朝食は。

…ちなみにキャンセルの原因は鳩がパスポートを取ってなかったかららしいです。
…ハワイがアメリカだとは思ってなかったらしいです。

鳩「真珠湾とか漢字じゃん。カメハメ波とかもォ~~~~」

…父、憲助。オレの娘がこんなにもバカだったとは…と嘆いてます。鳩、おバカキャラな模様。
ジョジョ的に言うとド低脳クサレ脳ミソな模様。

そこにジョジョリオン読者には特にお馴染みであろう常秀登場。

ふ、普通の格好だ!常秀まとも!…と思ったら水着を着ない理由はちょっとズレていて…。

常秀
「オレは神を信じてないからな……」


そもそも常秀は飛行機なんて不安な物には乗らないそうです。
これからもハワイなんか行かないといいます。

そして虹村さんに牛乳の賞味期限が切れていると指摘。

憲助は一日くらい過ぎても大丈夫と言いますが、だから神を信じていないと常秀。

一日くらいっていう根拠のない危ない橋を渡るのは不安と言います。

色々とアレなのに意外と現実主義で慎重っぽい常秀。
キレた1話目ではてめーを殺してオレも死ぬとかやってましたけどね、ホント。

一方今回おバカ認定の鳩は神様はいる主義らしく、常秀と言い合いになってます。
…そういえば前も言い合いしてたねこの二人。

…そんな中、憲助に学校に行きたいと切り出す定助。ついでに携帯も欲しいと遠慮なく言ってみました。…そういや定助が使ってた携帯ってすっかり手懐けた大弥のでしたね。

それに携帯持って誰と通信する気だと絡む常秀。…康穂相手だと感じたか。

「そして地底人とかぁ~~~~~?」…と笑った後、戸籍のわからないヤツは携帯持てない、マヌケェ…と定助を睨みつけます。

そんな常秀を止めて、携帯はともかく学校に行くことは必要なことだという憲助。

…そして定助を学校に連れてく役目は父命令で常秀に任される事に。
もちろん常秀、「えっ!!なんでオレがぁあ!?」…となってます。
そしてこいつ何年生かもわからないと叫んでます。

他の女性陣、定助Loveな大弥はもちろん鳩も定助の学校入りには好意的な反応。

とりあえず高校あたりに連れてってやれと憲助。「オレがかよォオ~」と常秀。

…否応無く関わりあう事になる定助と常秀。…これはこの二人、腐れ縁になるのか…。

…学校が意外とあっさり認められたと考える定助。…うーん。憲助の狙い、読めません。何らかの目的があって定助を引き取ったのはまず間違いないと思われるのですが…。

とにかく学校に行けばそれにより自分の人間性がわかるかもしれない、それが思い切って学校行きの話を切り出した理由でした。


…まあそんなワケで高校に向かう事になった凸凹過ぎるコンビ定助&常秀。

ここで常秀は定助にこれできるかと数学問題を突きつけます。あっさりと解いてみせる定助。
…定助、数学的な頭は良いであろうという事が判明。

あっさり解いた事が面白くなかったのか、オレに勝ったと思ってるならブッ殺す、ハッキリさせとく絡み始める常秀。

常秀が気にするのはもちろん康穂の事。…それでホント、1話目から殺されかけたからな…。

康穂はオレの女、あいつはオレにキスだって許してんだと常秀。

ディープで熱いやつをといいつつ舌を出して動かし、レロレロレロ…と3部のあの人がさくらんぼを食べるときのような音を出してます。

…うーん。たぶんキスの件は常秀の暴走っぽいですな。…康穂も幼馴染で常秀の事を完全否定では無い(マジバカとは思ってる。)様なので勢いに押されてされてしまった感じでしょうか。キスしたからといってオレの女とか思われても困るという感じでしたし。

いつだっててめーに負けたわけじゃねえと常秀。康穂にフザケたマネするなと。

…まあ壁の目でやりあったときも常秀は定助を軽くひねってたし、その後能力で倒されたけど実は腕っ節は立つのかと思う面はあります。

…康穂はオレの女…は一方通行思い込みですが。ええ。

そんな常秀に定助は…こいつは『スタンド使い』なのか、それとも今のアホみたいなセリフは天然で言ってるのかと考えます。『東方家』の人間のことはまだわからない、油断もできないと定助。

…いやたぶん常秀は天然だろ。計算だったらビックリだよ。そういう面の裏は無いと思ってます。
スタンド能力はまだ本人は気付いてませんが目覚めるフラグ(歯型)は立ってますね。

壁の目の秘密も常秀は知らないと思う。鳩も大弥もそういうものとは無縁っぽいし、秘密を知っているのは憲助…は間違いないとして、他には…まだ出てきてない長男、常敏は知ってるかも…。

…常敏がラスボスという展開かもしれないとは少し思ったり。

とにかく言いたい事は言った常秀は、お前は中学生ではなさそうだといってとある道路を指差します。

カーブになっていて先が見えない道路。その先に支倉高校があるらしいです。
行きたいか?…そう聞く常秀にそこが学校ならと答える定助。

自分は違う高校に通ったが、今思い出した事があると常秀。
何年か前、この道で『カツアゲ』されたらしいのです。

これからあの時の復讐するという常秀は、それもあってお前を手伝うと定助に言います。

この道を通って学校に行こうとすれば絶対に『カツアゲ』される。そう言い切る常秀にガラが悪い高校なのかと問う定助ですが、そーゆー訳でもなく、知ってるヤツに悪そうなヤツはひとりもいないとの答え。

しかしなぜか『カツアゲ』はされる。時代は表面だけ、人はルールに従ってるフリだけしてる、表の綺麗さだけを装っていると常秀。やられる前に叩きのめしておいた方がいいだろうと言います。

おまえみたいなヤツはイジめられる、逆にヤツらからカネを巻き上げる。

OKか?…そうこれからする事に対する同意を求める常秀にそうだなと答える定助。

まあ常秀のいう通りなら定助は相手は叩きのめすタイプではありますな。常秀の言うようにイジめの対象になってもその相手を返り討ちにして黙らせそうな気はします。


そうしてその問題のカツアゲロードに入った二人。しかし一見こんなトコでカツアゲに遭うのかという感じ。

しかし、カツアゲは結構知られている事実だと常秀。

そしてとある3人組を見る常秀に、あいつらかと定助は問いますが、…だったかもしれない等はっきりしません。

…そんなとき、一人の女性が声を掛けてきました。

何かの勘違いでしたら申し訳ない等と丁寧に前置きしつつ…でも踏みましたよねェ~~~?…と嫌らしい目つきで絡んでくるその女性。

何の事か分からない定助と常秀ですが、女性は常秀が娘のおもちゃを踏んで壊したと主張します。

…確かに泣いている女の子の傍に壊れたおもちゃが落ちてますが…踏んだ覚え等まったく無い!

なんのことだよッ!…と常秀は言いますが、女性は踏んだから靴にシールがついていると言い出します。…確かにおもちゃに張られていたシールが常秀の靴についており…。

女の子の泣き声に周りの人が集まってきます。

「ちょっとあんたたち何してるのかな?」
「何かトラブルならあそこにおまわりさんがいる。呼びましょうか?」


…どんどん常秀が悪いという空気に。踏んだつもりは絶対ないが触って落ちたとかはあるかもしれないと、常秀自身も揺らいできます。

…そして納得いかぬまま謝る事に。しかし壊れたおもちゃについた靴の跡も常秀のものと一致。

どーゆー教育お受けになったのか、指摘されてからとりあえずあやまってる、お育ちが出る…母親女性に言われたい放題ですが反論できません。

…そして結局弁償という形でカネを払う事になってしまった常秀。すると集まっていた周りの人も去っていきます。

思い切り悔しがる常秀。…これがこの道での『カツアゲ』でした。…怖いな。ある意味では普通のカツアゲより怖い。

前の時も今の主婦かと問う定助に違う、前は二人組みのおっさんだったと常秀。

今の女の子のおもちゃを踏んだのかとの問いには絶対踏んでない!…と初めは答えるものの、でもうっかり触って壊したのかもしれないと続く言葉で弱くなってしまいます。

わからねー、とにかくカネを払わなければ収まらなかったと。

ブチのめせたらあんなクソ女ボコボコにしてやったという常秀は定助にこの道を進むよう促します。携帯カメラで撮影してカツアゲ対象を嵌めているという証拠を掴むつもりのよう。

この道沿いのヤツら全員か、または何人か集団でグルなのかもしれないが、証拠さえあればオレたちが逆にカネをブン取れる、ゆすり返して身ぐるみ剝いでやるんだと言います。

犯人は今の主婦と娘じゃないのかという定助の問いにはわからないんだよと強調する常秀。
だが皆知っている。この道は『カツアゲロード』。誰かがカツアゲされると。

…すると、そこにある爺さんが「君、大丈夫かい?」…と声を掛けてきました。

オレに話しかけるな、あっちへ行けという常秀に君じゃない、隣の彼に言ってると爺さん。袖に血がついてるといいますが…。

何故か確かに定助の袖に血が!…驚いてその袖をめくり腕を見てみますが中はなんともありません。

これはオレの血じゃないという定助に君にケガがなくてなによりと言った後…。

爺さん
「だが弁償はしてもらうよ」


…来ました。今度は定助に狙いをつけたカツアゲ。今うちの店の水槽を壊したと言い出しました。
袖の血は壊した水槽の『亀の血』だというのです。

亀はガラスの破片により鼻から上と両目が吹っ飛んで死んだらしく…。
しかもその亀、一匹33万円!エクアドルまで行かないと手に入らないというのです。

払えるわけがないッ!…カツアゲの域を超えた高額を弁償する事をつきつけられた定助。

何黙ってる、日本語忘れたのか…等と圧を掛けてくる爺さんに、ハッキリとオレは違う、水槽なんて割ってないと返します。しかし…。

爺さん
「あのな…ここは『カツアゲロード』」
「知ってるんだろう?別名『デッドマンズ・カーブ』」
「ワシは年季が入ってるんだよ…。おまえさんらをとことん追いつめてやるぞ…」
「早いところ33万円支払った方がいい」


…堂々とカツアゲロードの名まで出して脅しに来る爺さん。…怖いよ…。

…しかしそれでも怯まぬ定助。血はトリック、カメラで撮影していると返します。

常秀もしてやったりとばかりに携帯を出して映像を見ますが…。そこに映っていたのは…。

定助が本当に水槽を壊していたという事実!

携帯の映像では、定助は足元に落ちている『銀杏の木の葉っぱ』により滑らされるように動かされ、水槽を壊し、そしてその後に元の位置に戻されていたのです。

驚く常秀。一瞬。常秀はもちろん、定助自身も気付かずこの動きをさせる…。そんな事が出来るのは…スタンド能力?一体誰の…というよりこの場所の力…という感じのようなのですが…。

この辺りの者たちはその性質を利用して体の良いカツアゲを行なっているのか…。

とにかく何が映っていたのかと聞く定助に何も映ってない、録画ボタン押すの忘れてたと返す常秀。
クク…と不敵に構える爺さん。

…確かにこれでは逆に定助が水槽を壊した証拠になってしまう携帯映像。

しかし常秀が定助に対してその事実をとぼけて教えないのは、助けられないし教えても仕方無いではなく、この異質な現象を楽しみだしたからのようで…。

常秀
「おもしれェなぁ~~~~~。なんだ…この『葉っぱ』…?」
「気づかないのに移動してるみたいに見える…………」
「確かに水槽壊してるよ………………定助のやつ」
「でも定助には教えないでおこう……」
「ここのみんなは知ってるということか…道路沿いのやつらは…」


…常秀の助けもなく、これまでとは違った意味で追い込まれる定助…。どうする…?

…という所で今回ここまでです。


今回常秀回でした。これからは本格的に展開に絡んでいく?

しかし常秀、一応ジョジョリオンの主人公相方ポジションになる?
…そうなるとどうにも信頼関係の無い相方ってのは珍しい感じでしょうか?
…常秀のキャラ自体色々アレだし。

そして定助、学校に行けるのか?もし行ってその学校での描写が主になるなら、文字通り『ジョジョの奇妙な学校生活』…になりそうですね。

…でもその前にカツアゲロード攻略か…。これまでにない切り口だと思いますがどうなる…?

しかし次回は休載ッ!

…まあ来月のウルジャンにはジョジョのアニメ1話他が入ったDVD付くらしいので、それでジョジョリオンは再来月を楽しみに待ちましょう。

・ジョジョリオン単行本3巻。

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無題

セコいやり口は小林玉美っぽいが一方で、やった認識をもってない状況は、ディアボロのスタンドにも似てる。
ここで時間系のスタンド使いなら、かなり濃厚な展開が期待できる。

無題

確かに過程を覚えて無いっていう点でキングクリムゾンに似てますね。

リンゴォの例もあるのでラスボスじゃなくても時間系という事も考えられそうです。

無題

よく考えたら、何が起こった携帯のカメラを通して見えたのは、常秀のスタンドの可能性もある。
ジョジョでは、バカな奴ほど無駄に強いスタンドを有する傾向がある。
もし、本当に時間系のスタンド使いに勝る能力なら心強い。ま、神を信じてないから『スタンド』も否定しそうな…。
はっ!!スタンドを無力化するスタンド…。あり得る!!

無題

本人すら気付かない動きを捉えてるので、それが常秀のスタンド能力とも考えられますか…。このカツアゲロードのエピソードで遂に常秀のスタンド登場しそうなので、そこも気になるところ。…休載挟んでるので次回が待ち遠しいですね。

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