前回の話→
#19感想リンク
…謎の落ち葉によるスベリ移動がその移動により壊したものに対する弁償という形でのカツアゲに利用されている場所、その名もそのまま『カツアゲロード』。
カツアゲ被害にあった定助と常秀に更なるカツアゲが!
…と思いきや、壊した携帯の代わりに三人組の男が要求してきたのは怪しい包みを女性に渡すという事。
…どう考えても危ない取引をさせられます。ええ。
定助はスタンド能力、ソフト&ウェットのシャボン玉で中身を調べられないかと考えますが…。
…やはり無理の模様。とりあえずサラサラと音がして無臭なのは分かりましたが…。
三人組の男たち
『それを彼女に渡せ』
「あそこの爆乳ちゃんが自分の『刺青』をおまえらに見せるからおまえらはシンプルにうなずけ…」
「そして爆乳ちゃんに『それ』を渡す」
「おまえらのすることはそれだけだ」
『うなずけ』
…男たちは改めて要求を伝えて来ます。うなずいてから渡す、先に渡してはダメ。…復唱もさせられたので大事な事らしいです。
…その男達曰く爆乳ちゃん(実際爆乳)の所に行く途中には私服警官らしい男も伏せており…。
常秀
「あの2人は……警官なのか…?」…そう問いますが、質問が多いなんの問題もないと返されます。…これから問題になる事をさせられると思われますが。…考える常秀。
常秀
「『包み』の中身は何か想像がついてきた…これは絶対にヤバイ取り引きだ」…まあ『ダメ。ゼッタイ。』のブツの取り引きでしょうな。
…定助と自分にやらせて自分達は警察から無関係に安全に取り引きを行なう…。その為にスベらせる落ち葉を利用している…。ならば爆乳ちゃんが持っている黒いバックの中身は麻薬の代金!
男達の狙いを読んだ常秀。フザけやがってと怒りつつ男達の上を立ち回ろうとしてます。
常秀
「……オレは『利用』されねえからな…」
「あの定助だけが利用されてればいいんだ……オレは勝つぜ…」…あくまで自分の一人勝ちを狙うつもりのよう。その為に自分が気付いた銀杏の落ち葉の事を定助に伝えないという、常秀この野郎な行動を前回の話にてとってました。
…ただ前回のとぼけっぷりに比べると定助に対する対抗心のようなものを強く感じます。
…康穂の事や部屋とられたとかあるんで、常秀が定助は気に食わないと思うのはしょうがない所も
あるんですよね。
逃げるとか考えるな、行けと行動を催促する男たち。
…そして常秀がそんな姿勢なので、実質は孤立無援の定助。彼も彼なりにこの状況を打破しようと考えてますが…。
自分は目に見えてない移動があり、ここの皆はそのスベり移動の原因をしっている…。そう考えますが
しかし常秀がつかんだ落ち葉を踏むとスベってしまう事には気付けてない様子。
スタンド能力を知っている定助はこの怪現象も何らかのスタンドによるものと考えてますが、カツアゲしてくる連中はスタンド使いではないようで、スタンドの現象はあってもスタンド使いはどこにもいない状況に焦りを募らせます。
包みは定助が持ち、爆乳ちゃんに近付く二人。目が合います。刺青を見せてくるという事ですが…。
何と刺青が入っていたのは爆乳ちゃんの太ももの付け根の内側部分!スカートをめくってその刺青を見せたので定助も常秀もビックリです。鼻血も出ましたぜ。
…ただ定助ってエロに動じない印象がありましたが。前に裸の少女と出くわしてたときは冷静だったと。
大弥の誘惑は記憶を奪われかけてたとはいえ効いてたので、それで目覚めたとかだんだん人間らしさが出てきてる?
ドキッとさせられた2人ですが、それで喜んでられる状況ではありません。
刺青を見せられたらうなずけという指示でしたのでそれに従いうなずく定助。
それを見た爆乳ちゃんは何やら足元の落ち葉を弄り始めて…。落ち葉…?
そのとき常秀!
常秀
「わかりかけてきたぞ『あいつらの考えている事が』……」
ヤバい!その狙いに気付き危険を感じたようですが…。
爆乳ちゃんはカネが入ってると思われるバッグを落ち葉の上に置く構えを取ります。
そして常秀が足元を見るとそこにも落ち葉が集まっていた!
落ち葉の移動が発動!足元の落ち葉に気付いていなかった定助がスベって警官の一人を突き飛ばしてしまう!…そして元の位置に戻る!…この動きが認識できずに行なわれるのですから恐ろしい!
あっ!…と思った瞬間のわずかな足の動きで更に落ち葉を踏んだらしく、スベリ移動で更にもう一人の警官も突き飛ばしてしまいました!
そしてその隙に自身の足元の落ち葉に黒いバッグを置いていた爆乳ちゃん!落ち葉でスベったのかバッグは移動して3人組の男の手に!
常秀
「やっぱりだッ!今女が何かを移動させたぞッ!」
「バッグを地面に置いたッ!女が葉っぱの上にバッグを置いたんだ。」
「あの女は葉っぱを集めて置いていたんだッ!」
「定助が歩いて近づくだろう…予想の『位置』にも…」
「定助が葉っぱを踏んで警官2人をブチのめしたッ!」
「あいつらも女から『何か』を今ッ!受け取ったッ!」…そして当然警官に取り押さえられてしまう定助。…公務執行妨害と麻薬所持容疑で逮捕だと…。
成すすべなかった定助に対し、3人組の男たちと爆乳ちゃんの狙いに気付いていた常秀は…。
常秀
「や…やった!やっぱりだったッ!」…去っていく爆乳ちゃんのバッグは白いものと入れ替わってました。黒いバッグは3人組の男が受け取っています。
常秀
「最初から『取り引き』は自分たちだけで葉っぱの上を移動させてやる計画だったんだ!」
「同時にヤバイブツを女に渡した。そして女からカネを受け取った!!」
「警官が見張っているから!!定助を代わりに逮捕させたんだッ!!」
…警官に取り押さえられて地に伏す定助の目に映ったものが。葉っぱの下に…。
定助
「この…小さいのは…。こ…これかッ!!『スタンド』だッ!この道路の葉っぱが…。」…しかし葉っぱがスタンドだと気付いても取り押さえられていればどうにもなりません。
3人組の男たちも取り引き完了だと立ち去ろうとしますが、バッグにカネが入ってない事に気付く!
爆乳ちゃん、カネを払う気がなかった?いえ、そうではなく!カネは常秀が抜き取っていたのです!
走る常秀!取り引きについて先読みしていた常秀は黒いバッグの葉っぱ移動に足でカットを入れていました。
手元に蹴りあがってきたバッグから中身を抜き取りつつ、バッグ本体だけを足元の葉っぱに落して移動させて3人組に渡していたのです。
してやったりと一人逃げる常秀ですが、なぜかその手のひらにナットのついたネジがありました。首を傾げますが逃げてる途中ですので余裕はありません。ネジは放り捨てて再び走る!
このまま常秀が目論見通り一人勝ち?…とはもちろんいきません。定助を取り押さえている警官たちは常秀の行動を仲間が逃げたと判断して応援を呼びました。
3人組の男たちもこのままでは済ましません。常秀がこのまま警察に捕まると持って逃げたカネも押収されて手に渡らないわけで…。
ナメるな、ここの落ち葉を利用する事に関してはオレらの方が上という男たち。自ら落ち葉を踏んでのスベリ移動で常秀を補足!
一人を警察に対する見張りにさせ、常秀にカネを持ち逃げしようとしたオトシマエをつけさせようとします。
カネは奪い返され、挨拶と称してナイフで常秀の顔を切ろうとします。そしてそうしてついた怪我は転んだからだと言えと脅しつけて…。
ナイフの先端が常秀に刺さりそのまま目尻から切られる…というその時!
ナイフを持つ男の手にナットのついたネジが。男の手がナイフを括り付けてネジとナットで止まっています。何をしたという男に常秀も戸惑っていますが…。
常秀
「え!…………『ネジ』?」…その戸惑う常秀の背後にはスタンドが!
男がナットを緩めて取るとその手自体がボドンッととれてしまいました。
まるでその男の手がそのナットとネジで止まっていた模型のように…。
そして取り押さえられながらもその様子を見つめる定助…。
…こうしてついに常秀のスタンドが出てどうなる?…という所で今回はここまでです。
常秀のスタンド出ました!…今回見た感じだと、ブチャラティのスティッキィ・フィンガーズのネジ版みたいな感じ?アレはジッパーつける能力でしたが。
…うーん。ネジとナットではジッパーより応用出来なさそうな印象ですが、どうでしょう?
とにかく能力を発揮した常秀がどうするのか?定助はどうなるのか?次回も色々楽しみです。
・ジョジョリオン単行本。最新4巻は5月17日発売。
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