PEACE MAKER ACTION70:頂点の銃士 感想|迷宮ブログ 忍者ブログ

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主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。

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PEACE MAKER ACTION70:頂点の銃士 感想

PEACE MAKER感想です!

ネタバレありなので良ければ続きを。











前回の話→ACTION69感想リンク

まさかの登場のコール・エマーソン。

先程までは入り乱れた戦場だった場がたった一人の男の登場で静まり返っています。

コールは現クリムゾンの総帥であり、早撃ちの世界一を決めるG・O・Dの頂点。

あの男を殺せば世界がひっくり返る、歴史が変わる…。それだけの影響力を持つ人物が護衛の一人もつけずにこの場に現れている異様さ…。そしてそのコールより放たれる圧力。

あの男もターゲットに?…そう隊長のスティーブに問う特別隊メンバーですが、冗談で言ってるのかとの返し。

スティーブ
「お前らだって分かるだろ!?あの…異様さが」

…一人なのに大軍を相手にするかのような圧力。…ハイマンが以前コールの事を数百の軍隊を従えているのと同じくらいの圧力を持つと言ってましたがそんな描写です。

スティーブ
「なんてこった…今までいろんな猛者と出会いぶっ殺して来た俺が…身体が…動かねぇ…」
「こんな屈辱!!コール・エマーソン。こんな若僧に!!」


…スティーブすら気圧される銃神コール。

彼は仕事でスカイタルカスに赴いており、ニコラの保護に動いていたゴードンの事やマウントタルカス軍まで集結している状況である事を聞きつけてやって来たといいます。

面白い事になっている、知った顔から有名人まで勢ぞろいというコール。まず弟であるホープに語りかけます。

5年前の決闘時にはホープに対して下らん、この程度かと怒りを見せていたコールですが…。

兄貴の望み通り海の底から這い上がったと告げる今のホープには満足げ。意思を汲んでくれてうれしいといいます。

まぁ積もる話は用件を済ませてから、そういうコールの目的はやはりニコラ。

コール
「お前が生きているとなにかと面倒だ」
「ここで死ぬか俺と一緒にEG(エンペラーガーデン)まで来て拘束されるかを選べ」


…そうニコラに自らの要求を突きつけます。

そのコールの目的を聞いてざわめきだすのはニコラを手に入れようとしていたバケット特別隊とマウントタルカス軍。

特別隊はここまでに多くの犠牲を払っており何としても目的達成したい構えで、軍を挙げてやって来たマウントタルカス軍も同じ。

このままみすみすニコラを連れて行かれるわけには行かないと銃神相手でも戦う構えをみせました。

まず軍のほうが動き、兵士の一人がマシンガンで一掃すれば終わりとコールに銃撃しようとしますが…。

…その瞬間、コールに銃で脳天を打ちぬかれていました…。後ろ手でその兵士の方を見てもいないのに正確に早撃ち。

他の銃を構えた軍の兵士もそうやって銃を構えた瞬間に次々とコールに倒されていきます。

その様子にコールの実力を実感するスティーブですが、どうするという隊員の問いに今度はこうなりゃ銃神を殺すと戦闘の指示。…ニコラを連れて行かれこれまでの犠牲が全て無駄になるとなれば引き下がる事は出来ないのでしょう。

これに対しコールはホープに銃を貸せと要求。俺が皆殺しにするからお前が銃を使う必要はないと。

銃を渡すも相手はスティーブ・バケットとその特別隊でさすがの兄貴も苦戦すると思うというホープにコールは噂は聞いていて戦うのを楽しみにしていたと言ってしまいます。

自分の銃と合わせて二丁拳銃になったコールは、ホープの銃からこの数年の彼の経験を感じ取っていい銃だと褒めました。

コール
「ようやく気付いたか。銃を持つとはどういう事かを。そして自分の中の…」
「血塗られたエマーソンの歴史を自覚したか!!」


…やはり生かした甲斐があったと改めて今のホープの成長を喜ぶコール。更に禍々しい圧力を放ち始めました。そのまま狙撃をしようとした特別隊のメンバーを圧倒し倒していきます。

コール
「ホープ。お前が俺と戦う為G・O・Dの舞台に来るつもりならよく見ておけ」
「王者の戦い方を!!」

…生き残っていた軍の兵士がそこに狙撃を行いましたが、弾を当てられません!

特に避けるワケでもないのに弾が当たらないという状況にどうなってんだとエイドリアン。これに対し、放つ邪気が相手の目を歪めているとはアトラの弁。…そんなのアリか。

アトラ
「あれでは何百発撃っても当たりはしないわ」


…はい。そのまま軍の生き残りは片付けられてしまいました。

…特別隊のメンバーはこれを見て遠距離攻撃が駄目なら近距離、我々の得意の距離と接近戦を挑みますが…。

…やはり駄目だ…。二丁拳銃を使って特別隊のナイフ攻撃を避けつつ近距離狙撃で返り討ち。

しかしそこにスティーブ・バケット!その強襲すら避けるコールですが、スティーブの方もコールの反撃の銃弾を回避。

スティーブ
「俺に銃弾は当てられねぇよ」

…そのままホープが目で追えねぇというドラゴンボールか、という動きで攻防する強者二人。

スティーブ
「やはりこの間合いは俺の方が有利。部下がこじ開けた距離、決して無駄にしねぇ」


…特別隊のメンバーは先程の攻防で皆殺されてしまったようです。銃神相手でもこの接近戦なら流石に自分に分があり、手塩をかけていた部下の為にもコールを殺してニコラを連れて行くと攻防を続けます。そして…コールの銃、両方弾切れ!

スティーブ
「お前の武器は費えた…。死ねや“銃神”!!」


…しかし。その瞬間スティーブの胸にナイフが突き立てられていました。

スティーブ
「……ナイフ!?……銃神のくせにナイフだと…」
「こいつわざと銃弾を撃ちつくして俺の隙を作ったのか…」
「俺を…はめやがった……俺とした事が…無念だ……」

崩れ落ちるスティーブ・バケット。

…ここまでに散々ニコラやホープ達を苦しめてきたスティーブが倒されてしまいました。バケット特別隊全滅です…。

か…簡単すぎる…。あっけなさすぎる…。…いやコールの銃撃を避け弾切れにさせているのですから、そういう意味では追い詰めているのですが…。その弾切れすら手の内だったという事と、コールは全く余裕を崩してないので…。

…ここまでスティーブの恐ろしさが強く書かれていただけに、という事もあるでしょう。…噂ではコールと同等とまで言われていたというスティーブですが、今のコールは更に上という事か…。

コール
「さて…終わったぞ。早速本来の用件に戻るとしよう」


…混沌していた戦況を一人で征してしまい、改めて格の違いを見せたコールは再びニコラに拘束されるかここで死ぬかどちらか選べと迫ります。…ニコラの答えは。

ニコラ
「なにそれ!?それって私に選択肢ないじゃない」
「てかみんなして勝手に混乱してあーしろこーしろって、はっきり言って凄く迷惑だし!!」
「人生の舵取りくらい自分でやるわよ。籠の中の鳥になるのはまっぴらごめん」
「それでも私を籠の中に押し込みたいならちょっと予定より早いけど」
「ここで決着つけちゃいましょう……」


えっ!ここでもう決闘しちゃうの?ニコラらしい答えですが…。どうなるこれ。

…という所で今回ここまでです。


やはりコールとの決着はG・O・Dで…と思いますから、ここで片が付くとは思えませんが…。

一度負ける…というのはバトル漫画で良くありますが、基本的に決闘では負け=死ですからね。

…ニコラでもまだコールには敵わないと思いますし。

コールは拘束が嫌ならここで死ねと言ってますがそうは言いつつ殺してしまってはマズイ理由があるのかそれともこの引きですが決闘にはならないのか…。

次回、どういう展開になるか楽しみにします。




・ピスメ単行本10巻。

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