前回の話→
ACTION93感想リンク
クリムゾンカンパニー総帥フィリップ・クリムゾンの開くサミット。
そのサミットを襲撃するゾラ商会の刺客。その中には伝説の傭兵、ボス・バレットの姿も。
…コールや深紅の処刑人たちは刺客からフィリップやサミットに集まった要人たちを守りきれるのか…?
…という所までが前回。まだコール過去編です。
刺客の一人ナム・ハルがサミットの開かれているクリムゾンの宮殿目がけて爆弾をつけた矢を放ちます。
傍らに控えるギャヴィンが、普通の射手なら殺傷どころか届く事すら期待できないがナム・ハルは違うといって感嘆しています。
実際、爆弾がついて重い矢を放っているのに見事宮殿の外壁に当たり爆発を起こします。
その音に外からだと飛び出そうとするコールにこれは陽動だとゴードン。
外はウォーレンたちに任せ、我々は正面フロアの突破を防ぐ、他が突破されたらその時動くと続けます。
…一方爆発音にざわめくサミット参加者たち。本当に大丈夫なのかという問いに多少外が騒がしくなると言ったとフィリップ。…多少じゃない気がしますが。
更にこれは我々の信頼を試す会議、我々に危害が及ぶ事はない、信頼できぬなら退席してもらっても構わんと続けます。…こんな状況ではもう退席したくても出来ない気がしますが。
フィリップ
「さぁ語り合おうじゃないか。我々が構築するべき世界について。この世界の未来を!!」
…フィリップはそんなこといってますが、続く刺客の攻撃。深紅の処刑人、ウォーレンは得意のライフルでナム・ハルを捉えますが…。
それに気付いたナム・ハルは爆弾矢をウォーレンに向けて放ちます。
爆弾矢による爆撃を回避し、この距離からのこの精度と、ナムの実力を認めるウォーレンですが、俺も世界一のライフル使いとしての自負がある、遠距離戦で負けるわけにはいかないと再び銃を構えます。
そして反撃…と思いきや、その胸に突き刺さるギャヴィンの刃。残念、敵は一人じゃないとギャヴィン。
…ウォーレンにも殺気を気付かれぬ隠密術で接近されていました…。
ウォーレン
「すまんハーパー。お前の仇を…うてなかった」
…そういって崩れ落ちるウォーレン…。ハーパーも殺気を隠したナムの矢に倒れたので、ギャヴィンともども習得しているらしいこの隠密術に処刑人二人倒された事になります…。
外の連中は粗方片付けた、そろそろ突入するとギャヴィン。ナムがロープを結びつけた矢を放ちます。
そのロープを使い、宮殿のタワー最上階にボス・バレットより先んじて突入し、フィリップを殺して歴史に名を刻むといっている小柄の刺客。彼の名はイアン・ウェンディーズ。
…また懐かしい名前出たよ!イアンは後に深紅の処刑人になってるんで、この戦いの後で寝返ってるのね…。処刑人の彼について知りたい方は単行本二巻をどうぞ。
また現代との絡みが出ましたが、とにかくイアンはもう一人の刺客、ガストールと共に潜入開始。
ガストールにどんどん進む、急がないとボス・バレットさんが来てしまうと呼びかけ侵攻するイアン。
…そしてそのボス・バレットは深紅の処刑人、勝又と対峙。
先に刃をつけた鞭で敵を倒していたボス・バレットの実力を褒め、名乗り、剣の道に生きる者としてお手合わせ願いたいと勝負を挑みます。
赤の国(レッド)きっての剣豪として勝又の名は知っており、落ちついて仕合いをしてみたいが今は取り込み中と鞭を振るうボス・バレット。
しかし、剣一本で幾多の銃弾を潜りぬけて来た私にそんな攻撃通用しないと鞭攻撃をいなしつつボス・バレットに接近する勝又。そして刀の間合いに入り終わりだと抜刀しますが…。
…ボス・バレットは勝又の居合いより早く動いてその後ろに回り、鞭の柄から出る仕込み刃で一突き。
ボス・バレット
「鞭の扱いはまだ練習中なんだ。不慣れな武器での立ち合い失礼した」
…使っていた鞭はメインでも何でもなかった…?この勝又の居合いすら凌ぐ動きによる近接戦がボス・バレットの本領…?
格が違ったと実力差を感じ崩れる勝又…。
…一方イアンとガストールは罠を解除しつつ、フィリップのいるタワーを侵攻してますが、そこに現れる深紅の処刑人たち。爆弾の扱う男に格闘術を使う男。そしてジェシカとコニー。
そしてコールの方では…。
正門が爆弾で吹っ飛ばされたことでウォーレン達がやられて敵が来る事を感じ、コールに用心しろと伝え、ガトリング銃を構えるゴードン。
更に通信機より勝又がやられた知らせも入り、動揺するコール。集中を乱すなと呼びかけるゴードン。
そこに現れる巨漢の刺客。同じ大型銃を扱うゴードンを前に戦ってみたかった、力ずくで叩き潰すと攻撃を仕掛けてきます。
対抗するゴードンですが、そこに打ち込まれる煙幕弾。
そして煙に紛れてコールを狙うのはナム・ハルとギャヴィンのコンビ…!コールにとっては目の前でハーパーを殺された因縁の相手ですが…。
…そしてその一方で、イアンとガストールは現れた深紅の処刑人たちに苦戦。
遂には爆弾の男の爆弾を完全には避け切れず吹っ飛んだガストールをコニーが仕留めます。
…ここまで正直いい様にやられていた深紅の処刑人側がようやくこれで刺客の一人を倒したわけですが…。
ここで自慢の焼夷手榴弾をつかいイアンを倒そうとする爆弾使いの深紅の処刑人ですが、その背後に現れた影がその喉を刃物で一突き…。
ボス・バレット
「なにをしているイアン。なんの為に先行させたと思っている?」
「何人か殺しておけ。俺の仕事を増やすな!!」
姿を現すボス・バレット。現状ではこの男にまるで勝ち目が無さそうですが…。そしてコールは…?
…という所で今回ここまでです。
…状況は劣勢…。コールの覚醒によりこの劣勢を覆すのでしょうか。
そしてこの時の敵の少年、イアンだったのね。ピスメ1章を読んでる方は知ってると思いますが、彼は深紅の処刑人として登場してますので、どんな経緯になるかわかりませんがこの戦いの後、クリムゾン側に寝返る事になるはず。
…しかし、そうなる気はしてたけどウォーレン、勝又…と一気にやられてしまいましたね…。彼らにもここ数回の過去編で少し感情移入してたので悲しいぜ…。
…それとライフル使いのウォーレンさん、ウィーレスだと思ってたら今週号でも買ってきた14巻でもウォーレンになってましたので過去の記事も訂正してます。
…名前変わった…?それともアトラ妹に続く誤認か…。それならまたやっちまってます許してください。
…とにかく状況はホントにコールが覚醒でもしてギャヴィン達とボス・バレット倒さないとどうしようもない感が出てます。うん。
この戦いの行方、どうなるかは次回待ちですね。焦らずノベルの方も最後まで読んで待とうと思います。
・ピスメ最新14巻。いまやってるコール過去編突入。
・ピスメのノベル。冒頭にも書きましたが単行本と同じ見た目で実は小説。
PR