前回の話→
ACTION91感想リンク
深紅の処刑人の作戦に参加、同行し、その腕を磨くコール。
…しかし濃い霧の漂う町でのハーパーに同行した任務で、気配を察せぬ敵の襲撃!
不意打ちの矢がハーパーに突き刺さり…というところが前回までですね。
倒れるハーパー。駆け寄るコールですが、そこにまた気配をつかめない矢の一撃!
…ハーパーはコールを庇い、その追撃の矢もその背に受けます…。
ハーパー
「余計な事をするな!人の心配する暇があるならとっとと倒せ!」
…その一喝に敵を倒すべく動きだすコール。しかし相手の気配は依然つかめず…。
そのコールを見つめる敵。その男はかつてクリムゾン所属時代のコールの養父、ピースにやられたものたちの生き残りらしく、その後に隠密術を鍛えていたようです。
場に気を放つ事で位置を掴もうとするコールの行為を無駄な事、逃げられはしないと矢を放ちます。
しかしその矢を刹那で回避して銃で反撃するコール。
次は捕らえる、銃声を聞いた連中が出てくる前に始末すると再び矢を放つ刺客の男ですが、この二撃目もコールは回避して反撃。
その様子に薄れ行く意識の中、見込んだだけの事はあると感じるハーパー。
マフィアの家系で血みどろの世界で生き、人も殺してきた為、いつかこうしてたった一人で死んでいくのも覚悟していたと思い、そして目をかけたコールの事を思います。
ハーパー
「コール…最期にお前と一緒で良かった…。お前は生き残れ…」
「そして“深紅の処刑人”を担うんだ…」
…コールと刺客の戦闘は続きます。殺気も気配も消しているのに、弓での一撃がかわされて反撃される事に戸惑う刺客の男。
弓を放つ瞬間の一瞬の殺気を感じていると気付き、とんでもない反応速度と驚きます。
そしてついに刺客の男を眼前に捕らえたコール。仕留めようとしますが…。
背後から刀を持ったもう一人の刺客が!
…何とか刀の一撃をかわすも、近距離で二人を相手にする事になり追い詰められるコール。
…咄嗟に近くにあった川に飛び込み、その場を逃れます。
刺客たちはこれ以上の騒ぎは得策ではない、ハーパーを仕留めたので良しとしようと、コールを追うのは断念。
それにエマーソン一族を簡単に殺すのはもったいない、奴らにはこの上ない地獄を味わわせると刀の刺客の男。
そこにギャヴィンはいつまでも根に持つタイプだといって現れる少年。どうやら刺客仲間の様。
ピースのガンショーの興行を邪魔していたのも、ギャヴィンだったようです。
しかしもっと良い方法を思いついた、ピースの元にコールの死体を送り届けてやるというギャヴィンに本来の目的を忘れるなとの声。
男
「我々は“深紅の処刑人”とフィリップ・クリムゾンを処刑する」
「その為にゾラ商会から雇われている」
…少年の背後に更に4人。刺客仲間が。この刺客たちはクリムゾンに敵対するゾラ商会の手の者だったようです。
ギャヴィンを諌めた男の名はナット。合流場所のクリムゾンの連中は殺したのかという問いに、あんな連中我々が一人いれば十分だったと答えます。
自分はクリムゾンの暴挙を許さぬ為にゾラ商会に力を貸す、お前たちのように復讐で動いていないというナット。
ギャヴィンはそれになんにせよ目的は一緒と答え、更に良い事を思いついたと笑うのですが…。
…場面はなんとかクリムゾン屋敷に帰還したコールの所へ。
ハーパーを助けられなかった事を詫びるコールに、気にするな、お前は約束を守って生きて戻ったとゴードン。
詳しい話をしようとした矢先に、何とハーパーの死体が屋敷に送り届けられます。
…ハーパの遺体には『ゾラ商会に逆らう者には死を!!』と書かれた紙が突き刺されたナイフによって付けられていました…。
これは明らかに“深紅の処刑人”に対する宣戦布告とゴードン。
その場から駆け出すコール。
コール
「すみませんハーパーさん。俺に……俺に力が無くて……」
深紅の処刑人の中でもコールの才能を評価して目をかけてくれていたハーパーの死。
力を求め、妖銃ブラックウィングに手を伸ばすコール。
遂にこの銃を使う時が来た…?…というところで今回ここまでです。
…繰り返しですが遂に妖銃を使うか…という感じです。
しかし、前回も書いた気がしますが、ホントに丁寧に過去編やってますな…。
ここ数ヶ月の過去編だけ見てたら完全にコール主人公ですぜ。
とにかく次回は妖銃ブラックウィングを手にしたコールの逆襲が始まる…という感じでしょうか。
どうなるか楽しみにします。
・ピスメ13巻
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