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#40感想リンク
多くの謎が秘められたフルーツが杜王スタジアム、もしくはその周辺で栽培されている事を突き止めた康穂&つるぎですが、そのフルーツの密売人、大年寺山愛唱のスタンド攻撃を受けて追い込まれてしまったところまでが前回。
今回は愛唱の場面から。鳥に糞をかけられ、くそっくそっと…腕を振り回しいらついてますが、これは空から降ってくるものに恐怖があるからのよう。
…空から降る雨によって岩になっていた愛唱が溺れそうになった事があり、そのときの事が思い出されたからのようです。…やはり愛唱も夜露と同じ岩人間でした。
急に腕を振り回す奇行をしたため周りの人に見られている事に気付いた愛唱はドキドキとなりだす心臓の音を聞きながらその場を離れ、同じ岩人間仲間の夜露と連絡が取れないのは何か問題が起きたからで、取り引きを探られていたのもそのせいだと考えます。
心臓が鳴るのを止めるため救心を飲む愛唱。救心常備の男。そして探りを入れてきた二人は始末しておいた方が良いと判断。
愛唱
「今…死ぬか…救急車で運ばれれば……ッ。『何者』かわかる」
「『ロカカカ』の等価交換の部分も見られた」
「………オレたちの『領域』に入って来るというのなら……取り除くのは当然だ……」
…フルーツの名前判明しました。ロカカカです。そして岩人間はその秘密に近づく者は消すというスタンスのよう…。
…そして康穂とつるぎの方へ移ります。愛唱のスタンド攻撃、小型竜巻に襲われ、窓の外に逃げるも…。
竜巻がその窓の外に新たに発生。窓から外への出っ張りに捕まっているだけのこの状況でこれは…。
絶対絶命と思われましたが、隣の窓にかけられていた梯子に手を伸ばし、こちらに向けて倒す事に成功。普通なら手がとどきませんが、手を伸ばした先から更にスタンドを出してリーチを伸ばして成功させました。やるもんだ。
倒れる梯子に飛びつき、それで梯子が倒れるにまかせて下に逃れる事に成功した康穂とつるぎ。
落下のダメージを完全に殺せたわけではないので辛いところですが、自動的に追跡されるスタンドに攻撃されているこの状況で、射程距離があるから離れようとつるぎが提案。
…少し離れたところでどのくらいまで走るのと康穂。もうちょっと逃げようとつるぎ。
『フルーツ』の取り引きは違法ではない、だからそれよりもヤバイ、犯罪よりドス黒くて深い、あたしたちの正体が愛唱にバレたらどうなるんだろうと康穂。
それに対しつるぎは…。
つるぎ
「そういう風に考えないで!…………逆だよ……!!」
「あたしたちは『フルーツ』の正体を掴みかけているんだ…!!」
「あのフルーツは『パワー』だ!!」
…つるぎがフルーツを求めるのはこれから自身に降りかかるであろう家系的な病気を治せると期待するからですが、その事を除いてもとてつもない利益、愛唱と彼に関わってると思われる父が
何をしているのか知らないが必ずフルーツを手に入れるとつるぎ。定助もそう考えていると。
そしてこれから定助を呼んで杜王スタジアムに行くと続けます。
つるぎ
「康穂お姉ちゃん。本当にありがとう。あたしを助けてくれて……」
…いつになく殊勝にこれまでの礼をいうつるぎですが…。そのとき康穂の携帯にスタンド、ペイズリーパークによる選択が。選択が出るということは危機は去っていない、射程から逃げ切っていない、と気付く康穂。
バスor雑誌の選択でバスを選び、近くに来ているバスに乗ろうとしますが…。再び現れる小型竜巻。つるぎの手を引いてバスに向かい走る康穂。
ペイズリーパークの助けもあり、何とかバスに乗り込むも…。…バスの社内に小型竜巻発生。逃げようがありません…。
バスのドアを通過した訳ではなく、『呼吸』に反応してその場に現れた事に気付いたつるぎは…息を止めます。康穂の方も息を止めると…。
竜巻、その渦が小さくなっていきます。やはり呼吸に反応しており、完全に息を止めれば無くなる?
…しかしもちろんずっと息を止めてはいられません…。耐え切れず少し康穂が息をしただけで、竜巻は勢いを取り戻します。
…この自動攻撃スタンドに射程距離は無い!…とつるぎ。これは厄介…。
追尾のしつこさで絶対殺すマンとかいわれて恐れられるタスクACT4を思い出しました。流石にアレと比べたら…というのはありますが。次元を超えても追っては来たりはしないと思いますし。
…勢いを取り戻した竜巻に対し、バスの座席にあった雑誌に手を伸ばす康穂。先程の選択で雑誌もあったのを思い出しての行動です。
そして雑誌を筒状にして口に当てそこから呼吸。…すると竜巻は康穂自身よりその筒に引かれて雑誌の端からバリバリ破いてます。その雑誌筒が破けきるまでは時間が稼げる…という事でしょうか。…僅かですが…。
…とここで常敏登場。どうやら愛唱から電話が掛かってきたようです。そちらからかけてくるなという常敏に報告したい事が出来たと愛唱。
ロカカカの事で尾行され探られていた事、夜露と連絡が取れない事、この2つを同じヤツの仕業と断定したので、あんたの方に心当たりは無いかと聞きます。
…常敏の頭には定助が浮かびますが…。それはありえないと答える常敏。
…家族の方を見ながらその返事にした感じなので、形式上東方家の一員としてなっている定助がこの件を探っていると愛唱側に知れると家族に危険が及ぶ可能性が出るという事でしょうか。
…しかし、二人以上いる尾行者はこちらで始末するので断っておくと愛唱。それで電話を切ります。
定助の協力者が家族の誰かかもしれないと常敏は考えていました。これはその協力者の家族が尾行者…愛唱に始末されてしまうという事になるので、常敏にとってもマズいのでは。
…実際問題、息子のつるぎですし。尾行者の片割れ。…もしかすると常敏がつるぎを助ける為に動く展開もある…?
…とにかくその狙われピンチのつるぎと康穂は…。
逃げられない、倒すしかないとつるぎ。
つるぎ
「このスタンド…再び『本体』を探して攻撃するしかないッ!!」
「そいつを倒して前に進むッ!」
…そういって車を折り紙で折ってつくってます。つるぎのペーパー・キング・ムーンは折り紙でつくったものを操れますが…。この車が愛唱が倒す一手になるのか…?
…というところで今回ここまでです。
このところずっとジョジョリオンの話の鍵になっていたフルーツの名前判明。ロカカカ。
そして常敏。心当たりがあるのにありえないとごまかしたところをみると、少なくとも完全な岩人間側の味方ではなさそう。
むしろ感想内でも書いたようにピンチに陥っている康穂とつるぎを助けるために動くかも…という感じが。
常敏が味方になればこれは頼れそうですが、それにしても定助との折り合いは悪くなりそう。息子のつるぎを危険な目に合わせたとして。
東方家で常秀と共に定助嫌悪派結成…?…等考えが膨らみますが、まずは愛唱を倒してからですね。しかし自動追尾で射程無限は厄介。つるぎも康穂もスタンドは敵を倒す為のものではないのでどうするかという感じですが。ラストの折り紙車で何とか出来る気もしないのですが。さて。
でもなんやかんやで、なんとか愛唱を倒せたら岩人間のボスとか出てきてそいつがラスボスになるのでしょうか。愛唱は何というかボスではなさそうですし。
…とにかく次回どうなるか楽しみにしておきます。
・ジョジョリオン9巻。
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