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G・O・Dは一回戦第三試合まで終了し第四試合に。
登場するのはスカイタルカスの兵士から銃士に転向したという男、ラミィ・イルサンドVS1章主人公ホープ。
銃神コールの弟と大々的に紹介されますが、普段の冴えない姿での登場にうそつき呼ばわりされてます。
そんなホープに声を掛けてくるラミィ。何と彼はホープを知っていたのです。
ホープは5年前、ビートと共にスカイタルカスで活躍しましたが、まだ兵士だった彼はその時の事を覚えていたと。
ラミィ
「だが…お前がコール・エマーソンの弟だとは知らなかった。」
「バーンズ隊長を殺したあの男のな!!」
…そう、ビートの師匠で、スカイタルカスの兵たちを率いていたジョエル・バーンズはあの町に来ていた銃神コールに挑み、散りました。
ラミィは兵たちにとってリーダーで父親的存在を殺された時、銃士になりコールを葬ると決めたようです。
ラミィ
「バーンズ隊長に許可を得てはいないがこれから俺が伝承者として君臨する!!」
そのラミィが使うのはやはりバーンズスタイル。その名の通り故バーンズや弟子のビートが用いていた決闘スタイルです。
…バーンズもビートもコールに敗れて死んでしまいましたから、見様見真似独力で身に付けたのでしょう。その完成度もカイルが見ればビートと遜色なく感じられるようで、かなりのやり手と見られたのですが、そのラミィの姿にホープは…。
ホープ
「ビートか………あいつ…俺と戦うって約束すっぽかしたっけ……」
「お前が死んだせいで俺もすっかり変わっちまったよ。今の俺の姿をお前が見たら……」
「どう思うよ!?」
…普段の姿からは想像もつかない禍々しい黒い圧力を放つホープ。
観客もこのホープの姿は初めてのカイルも驚顎。
…そのホープに敗れているコニーはこの圧力は完全にコールそのもので血は争えないと評し、一閃交えているスティーブも俺と戦った時より凄みを増したと評しています。
スティーブ
「マジうぜえ!!兄ともども殺してやる!!」
…そんなホープと対峙するラミィはその圧力に圧倒されます。銃士になってからは死をも恐れていなかったのにその恐れを感じているなかと自問します。
ラミィ
「俺はジョエル・バーンズの意思を汲む者!!これ以上鉄壁の牙城……崩されてたまるか!!」
…それでも意地を見せて銃弾を放ち…ましたが当たりません。
まさかG・O・Dに出場する奴がショットをミスるとは…というカイルですが、コニーはあれはミスさせていると解説します。…コニーすっかり解説役。
ラミィは完全にホープの圧力に飲み込まれ、そうなると心は戦っているつもりでも体はついていかず、まともに標的など狙えないと。
そしてこれは銃神コールの戦い方。銃弾の嵐の中を平然と歩き敵を殲滅していたといいます。軍とバケット特別隊を殲滅したときもそうでした。
…そしてホープは決闘なのに後出しでラミィの銃を撃って弾き飛ばし、もうよせと告げます。
ホープ
「バーンズさんやビートのスタイルは本当に強固だった。この程度の邪気じゃ絶対崩れねぇ!!」
…バーンズ意志を継ぎたいならもっと強靭な精神力を、という言葉にラミィも完全敗北を受け入れたようです。ホープ勝利。
スティーブは殺さないのがぬるいといってますが、必要無いなら命まではとらないのでしょう。今のホープならそんな余裕の無い相手なら撃ち倒すでしょうが、圧力だけで戦意喪失させられたならそれで良いと。
…それにビートの死がトラウマ的になっていると思われるので、そのスタイルを見ればなおさらなんでしょう。…そんな表情を見せてました。
コニー
「驚いたな。一体どこまで進化するつもりだ。もう“銃神”と遜色ないというのに…」
そして続く第五試合。
裏組織マフィアの最高権力者で
アトラと被ってる肩書き最強の暗殺者として名を馳せたという老人、張黄龍(チャン・ホワンロン)が出てきます。
そしてその対戦相手は赤の国(レッド)軍人の間(はざま)敬太郎ですが、出てきません。
…何と棄権!拍子抜けですが、相手は裏社会の首領であり、下手に勝って殺してしまえば、家族や親戚、友人がどうなるか分からないので無理も無いとも観客の中で囁かれています。
そして第六試合。いよいよ2章になってからの主人公、ニコラの出番!
…と思ったら。ニコラの相手のアキ・ゴロゾルも闘技場におらず棄権。
まさかの連続危険。主人公の見せ場が無くなったよ!見せ場ロストでしたが一応ニコラ勝利です。
カイルはこの連続棄権に今年のG・O・Dは人数多いが根性無しも多いって事かといいますが、コニーは何か裏があるんじゃないかと考えます。…まあそうでしょうな。
単純に考えれば、これで張黄龍はニコラと対戦になると思われますからその為に手を回したという事でしょう。裏組織もアースバウンド計画の秘密を握るニコラを狙っている…?
そして第七試合。
スラッグ独立革命で人間離れした活躍を見せて解放軍を勝利に導いた英雄というレス・ガーネスVSハイマン・エルプトンです。
ハイマンのアクアタルカス軍最高司令官だった頃を知る観客は、その風貌の変化にここまで落ちぶれるとはと驚きます。
ガーネスもハイマンと戦う事に因縁を感じているようです
独立革命で相手をしていたゴーア政府軍が、エルプトン家の後ろ盾により圧政を強いていたようで、そのエルプトン崩壊後は脆かったと。
ここで落ちぶれたあんたを制しもっと上にいくというガーネス。
ガーネス
「コール・エマーソンを葬り私は世界の英雄になる!!」
…そんなガーネスは構えも
カッコつけ英雄らしいですが隙はない模様。
コニーの話によればゴーア政府軍の手練れ相手に決闘を挑みまくり100人以上葬っているそうです。
ガーネス
「失脚した暴君には正義の鉄槌を!!」
…しかし。そのときガーネスが見たのは巨大な拳のイメージ。…吹き飛ぶガーネス。
ハイマン勝利。カイルもほんの一瞬だが凄い圧力を感じ、安定してきたコニー解説によると…。
以前とは比べものにならない程クイックドローに磨きがかかっており、その上であんな力が出るほど感情のコントロールが完璧だという事です。
以前のハイマンはいつでも回りに圧力を振りまき、それだけに無駄に力を分散させていたが、今は感情のコントロールにより圧力を体内に押さえ込み無駄な動作を無くし、ショットの瞬間に凝縮していた圧力を一気に爆発させたと。
それはホープやコールの持つ力と同等の凄まじいものだと言います。
ハイマン
「お前は既に英雄だ。これ以上に何を望む!?英雄のまま死ねる事をありがたく思え」
有言実行で成長した力を見せたハイマン。ここで次回に続きます。
ホープとハイマンの実力は見られた今回。…ニコラは見られなかったけど!
…まあニコラの方も何か陰謀めいた事になっているようですから、次の張黄龍との決闘では何かあるでしょう。むしろ次への溜め?
とにかく次回も楽しみに待ちます。
・ピスメ単行本11巻。
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