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G・O・D(ガンズ・オブ・ドミネイション)も一回戦終了。
一回戦をと突破した者には豪華ホテルでの一泊が容易されてホープが驚いてます。
そしてそんなホテルの部屋で普通に泊まったらいくらかかるんだろう等と考えつつシャワーを浴びて寛いでいたニコラ。
残念ながらシャワー中シーン無し。
…そしてニコラは母の事を思い出します。
ニコラ
「……お母さん。ついにここまで来ちゃったよ。ホープと一緒に…」
…クリムゾンの追手から逃れる為、フェードン村を目指す道中。
フェードン村にニコラを送ったらやる事があるからしばらく離れ離れになるという母。
ニコラは不安を隠せずに村に行かない、ついてくといいますが、母はこれからニコラを捕まえようと色々な人がやってくる、そういう人が来なくする為に頑張ってくる、村では友達のルーシーが守ってくれると諭します。
フェードン村に着いて、出発する母に
「……帰って…くるよね」と聞くニコラ。
当然、あなたをひとりにするもんですかといいつつ、今回は少し危ない橋を渡ることになりそうと母ジェシカ。
自分やルーシーの身に何かあったらあなたは一人ぼっちになってしまう、そうなったときにこの人を見つけなさいといって指名したのがホープでした。
ジェシカ
「ピース・エマーソンの息子…ホープ・エマーソン。彼なら必ずあなたを守ってくれる!!」
…彼も私達と同じ様にクリムゾンに追われる事になるが、その力はクリムゾンファミリーをも凌ぐと。ニコラ母ジェシカ、随分ホープに期待していた所があったようです。
…そして場面そのままここでそのホープの方へ。1章の時のホープはジェシカの期待通りニコラを守ってくれてましたが、現在のホープは兄コールを倒す方に意識を向けていて、ニコラを守ってるとは言えない状況。むしろG・O・Dでぶつかる相手の一人になってます。
そんなホープが広い部屋が落ち着かないと思いつつ考え、回想するのは昔の兄の事でした。
戦争で潰れた町の風景に二人でこの風景が本来の意味で武器を使った結果、こんな風景よりガン・ショーの風景が好き等と会話を交わす幼き日のエマーソン兄弟。
ガン・ショーで人を楽しませる父ピース(…実際には養父でしたが)にたいする敬意を語り、いつかはその父より銃の扱いが上手くなってやるというコール。
武器を売り、この潰れた町のような風景を作り出しているクリムゾンに対抗する意志を見せ…
コール
「ホープ。俺は強くなるぞ。強くなって強くなって…」
「世界の番人になる!!」
…そして現在のそのコールは確かに強くなってます。銃神とか、もう人間ではないとか言われてます。世界の番人というのも、アースバウンド計画、つまり核兵器を抑えているという意味でそう自称してました。…平和の敵としていた武器売るクリムゾンの現総帥で、核兵器以外の武器は売りまくって、争いの世界は終わらせるどころか演出してますが。
…そんな兄を随分殺伐とした人間になったとホープ。自分も人の事はいえないと思いつつ。
ホープ
「世界を牛耳るなんて……俺達のやる事じゃなかったはずなのに……」
…そして場面は食事を共にしていたカイル、コニー、ミクシーさん、ハイマンの所へ。
カイルがハイマンに世界を牛耳るのは諦めたのか?…と聞いてました。
俺が目指したのは我が国(アクアタルカス)の安全とタルカス全土の統一、侵略行為などした憶えはないというハイマンに、自国の安全の為によその国を潰すのも同じだと思うがと心の中で思って呆れるカイル。
牛肉を食う事など久しぶりというハイマンに本当に下の世界で鍛えてきたようだなとコニー。
G・O・Dで見た圧力の制御は見事だった、半年であそこまで鍛え上げるのは並大抵の事ではないはずだとハイマンを今のハイマンを賞賛します。
ハイマンは自分の知らない世界に身を置き、今まで見えなかった現実を見て来たがそれは想像以上にひどいものだったと語ります。
自分の愚かさを知ると同時に自分のするべき事がはっきりしたと。
ハイマン
「G・O・Dに出場しコール・エマーソンを葬る。俺はその為に生かされた」
…そんなハイマンにもうアクアタルカスに戻る気はないのですかと聞くミクシーさん。
国を追われても、アクアタルカスを守ってきた英雄としてハイマンの行為を理解、支持する人も大勢いる、バンクス家があなたの帰還を取り持ちますと言いますが…。
ハイマンはやめておけ、そんな事をしたらバンクス家に迷惑がかかると断ります。
それに今の俺には帰るべき場所がある、アクアタルカスのハイマン・エルプトンは死んだと。
…そうして帰るハイマンを見送るカイル、コニー、ミクシーさん。
奴も随分変わったとカイル、半年前と比べ隙がない、大層な経験をしたのだろうとコニー。
更にコニーはG・O・Dに出場するとは思わなかったと続けますが、ミクシーさんは本当に困る、出来る事ならみんな無事でいて欲しいのにとその思いを語ります。
…以前のG・O・Dで好きになったビートの死を目の当たりにしてるので、その思いは切実ですね…。
カイルもそうだな、と同意してハイマンもニコラとホープと同じで関わりを持っちまうと辛いと語ります。…そういう意味でこれ以上他の銃士と関わりたくないと。
そしてハイマンは下の世界で己を鍛えなおす中で見た光景を思い出します。
戦争の中で死体の山に潰され助けておじさんと呼びかける子供…。その風体はやつれ半ばミイラのようになっていました…。もはや助ける事は出来なかったと思われます。
ハイマン
「冷静になれハイマン!!怒りを相手にぶつけてもそれが何倍にもなって返ってくるだけだ」
「争いの火が消える事はない……。相手を知る事だ。己を解放して」
…ハイマン、キャラが立ってきてますな。そんなハイマンは何者かの視線に一瞬気付くのですが…。
…気のせいか、決闘後で神経が過敏になっていると戻ってきた一回戦勝者の泊まるホテルに入っていくハイマン。
しかし実際に仮面黒尽くめの集団が密かにこのホテルの人の出入りを見ていたのです。
気付かれそうになった事に流石G・O・D一回戦を突破した強者と思いつつ、これで全員ホテルに入った、劇の用意をするという黒尽くめ集団。
ホテルの空調設備からどんな屈強の奴でも最低4時間は動けなくなる毒を流し込み、ホテル毎燃やしてG・O・Dの出場者を事故死でこの世から葬るという計画。
どうやらその計画を実行に移そうとしている暗殺者集団のようです。
その前に万全を期す為、毒が効いているかチェックの必要があるので各自所定の部屋の位置を確認しておけと一人の暗殺者の男が皆にいいます。
特にスティーブ・バケットやアトラ・クリムゾンは危機管理能力が予想を超える恐れがあると語ります。他の連中も今日の戦いを見る限り注意したほうが良いと。
…そして昨日始末したアキ・ゴロゾルや間敬太郎のようにはいかないと語ります。
…一回戦で出てこなくて不戦敗になった二人、既にこの暗殺者たちの手で殺されてました。かませ役にもなれず死んでいった二人に合掌。
…ですがそれを聞いていたもう一人はどんな状況になろうとあらゆる策を講じている、我々の兵法“黒蜘蛛(ヘイチシュ)”に死角はない、スティーブ・バケットもバケット特別隊が潰された今となっては脅威ではない、所詮一人では限界があると自信を見せます。
…これは負けフラグ。
そしてこの場にその首謀者としてその場に姿を見せたのは…。
ニコラは殺しちゃ駄目、金になる、拉致して我々のよい資金源にすると不気味な笑みを浮かべるのは裏組織の最高権力者で、今回のG・O・D出場者の一人でもある張黄龍!
張黄龍
「あとは…皆殺しよろしくね!!」
G・O・D二回戦前に動き出す暗殺者集団。…どうなる?…という所で今回はここまでです。
ニコラを狙ってる感ありありだった張黄龍ですが、試合ではなく裏組織のボスらしくここで配下の暗殺者たちを使っての夜襲撃に出ました。
ニコラ以外の他の出場者は皆殺しにするつもりのようですが…。凄腕の暗殺集団ではあるようですが、流石にあのメンツをそれは無理じゃね?…まあ計画通り毒を流せればいいけど阻止されるよね?
その強者相手の対策もしてあり死角無いといってましたが、スティーブをして特別隊が無いなら脅威では無いと言ってる時点でナメてね?
…あとニコラは結局1回戦で実力見せて無いので、やはりそこがかなりの盲点になりそうだと。
この暗殺騒動で今回のG・O・Dは引っ搔き回されるわけで、どういう展開に転がるのか。
…まあとりあえず戦うシーンなく暗殺されてしまってた間敬太郎とアキ・ゴロゾルは泣いていいです。
とにかく来年もピースメーカー、ジョジョリオン共々月一の楽しみにしてます。
・ピスメ11巻。この巻で2章のG・O・D直前まで。
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