前回の話→
#25感想リンク
つるぎに連れられ、東方家のはなれにある地下室に戻ってきた康穂。
部屋に戻ると意外にもごめんなさい、許してねとひたすらに謝ってきたつるぎ。
うーん。前回までの描写だと悪びれもせず康穂を追い込んでいたようでしたが。
やっぱりあたしに薬とか飲ませたのねと聞く康穂に違う、スタンド攻撃をしたというつるぎ。
やはりおまえか。
謝りつつ、またつまらないギャグを挟むつるぎですが、それはクセだといってそれも謝るつるぎ。クセだったんかい。
実は自覚が無いだけでもうスタンド使いですが、ここで初めてそのスタンドという能力の存在を知る事になった康穂。
つるぎの説明でわかったのは「壁の目」に近付くとスタンド能力に目覚めるという事。
東方家は壁の目の近くにあるので、家の人間誰もがスタンド使いになっていてもおかしくないワケですが、お互いにそういうスタンドについての話はしてない事を語ります。
そしてつるぎの能力はつるぎの折り紙を触らせることでその人に顔の区別やデザインの区別を出来なくさせる能力。名前は『ペーパームーン』。
康穂も既にスタンド能力を持ってるかもと示唆しつつ、拾っていた携帯を渡すつるぎ。
もう二度と(スタンド攻撃は)しない、自由におうちに帰っても大丈夫と続けますが…。
…ですが今度は康穂の方が帰りたがっていたこの地下室にいるといって寝転がります。気にしなくていい、もう少しここにいたい気持ちになってると。
うーん。何か単純な謝罪と許し…ではなく、お互いに対応を変えた感じが。
康穂→嫌がらせで帰らせないなら逆にここの謎を探ろうと腹では思ってる。
つるぎ→康穂が急に態度を変えたので、取り繕いで謝罪。
…こんな感じに。
ひとまず部屋を出ようとするつるぎに、もう一つだけ質問があったという康穂。
それはそもそも色々と奇妙なこの場所は何のために作られたのかという事。
それに対して他人に話しても意味がないが、謝りたいから説明するというつるぎ。
それによれば東方家の『長男』は代々必ず10さいの時『病気になる』、それを治すための場所だと。
病気については以前にも話に出ていました。つるぎが女の子の格好をしているのもその魔よけの意味だと。
でもそうして災いを避けようとしても何百年も前から東方家は長男か長女、最初に生まれた子供がかかって亡くなり、次男が跡取りになったり養子を迎えたりして家が続いていたらしいです。
皮膚が『石』みたいになって死んでいく病気らしいですが…。
しかし、今は治す方法が見つかったと。ここがその為の場所。
軟禁状態ですからストレスはあるが、現に長男でも助かっているつるぎの祖父憲助や父常敏がいます。憲助は怖がるなと教えていた模様。
東方家は続かなくてはいけない、それが幸せとつるぎ。
…うーん何か東方家の幸せの為に他を犠牲にしているような気がニュアンスが。
奇病といえばジョニィの妻、理那がかかったという、顔に折り目がついて硬くなる病が思いつきますが…。理那は東方家の人間なので同じものの可能性は大ですな。
…康穂にも一瞬だけですがその症状が出た描写がありましたし、伝染病ではないとつるぎはいっていますが、治療法とは他の誰かに病を押し付ける事な気がします。
かつてのジョニィは理那の病を治すため、遺体の力でそれをやろうとしてしまいました。結局自分が病を受けて死ぬ道を選んだワケですが…。
壁の目でのスタンド覚醒はその時使った遺体の力がこの地に残っているのが理由の可能性大。…だからその力によるなすりつけで病を治す、こういう話な気が。
…病の事についてあれこれ考えつつ眠りにつく康穂。
急に思い出しその頭に浮かんだのは定助が何者かの手がかりを求め病院であった「吉良・ホリー・ジョースター」さんの事。
…少し症状は違う感じですがホリーさんも奇病にかかっていました。そして故人であり、定助の半身でもある息子の吉良吉影はその母を救おうとしていて…。
…うん。康穂が考えるように何かそこに関係はあるのでしょうな…。
後で考えよう、ちょっと眠って家に帰ろうという康穂ですが…そこに近付いてくる謎の男の影。
前回の最後に出ていた謎の傍観者でしょうが…。不気味な雰囲気を出してます。
謎の男
「『柔らかくはないし…』『濡れてもいない』。辛いのより楽しい方が…いいだろう?」
「あの『定助』はこの土地には必要ないんだ。」
…定助否定を呟きだす男。
男は目から何かラップのようなものを出して康穂の両手を拘束しつつ顔も覆います。このラップがこの男のスタンド?
そして康穂の口にその場にあった水差しから水を注ぎだす男。この男のラップは水は通す仕様らしくこれで康穂は溺れて水を飲んだような状態に。
もちろん飛び起き、もがきますがラップ拘束は解けません。更に水攻撃を続ける男。
その男の狙いは康穂を追い込んでそのスタンド能力を調べる事のよう。ストーカーのように康穂のこれまでの事は見ており、知っているよう。
自分の意志とは関係無く危機に応じて自動発動している康穂のスタンド、ペイズリー・パーク、この危機にたまらず出てきました。
男には予想通りで、踏みつけて捕まえられます。なぜスタンドを踏めるかと思えば男の体からは僅かに透明なスタンドの形が出てます。ほぼ一心同体なスタンドの模様。
謎の男
「なるほどォ……」
「遠距離型のスタンド能力で意志による精密な操作も不得意…『力』そのものも弱い…」
…等とスタンド調べを始める男。康穂のスタンドを無意識な操作が一番可愛い良い子と褒め、頭脳で考えるとおのれ自身を滅ぼしがちなると持論を。
…確かにそんな奴らこれまでのジョジョに沢山いましたね。それは同意できそう。うん。
…しかし、その褒められたペイズリー・パーク、男の一瞬のスキを突いて脱出。逃げて定助の所へ。
定助はペイズリー・パークの影響で、つるぎにあった事から康穂が東方家にいるのかと気付きます。
…実際に今、康穂を襲ってるのはつるぎではなく謎の男ですが、とにかく定助に助けを求める事には成功です。
男はいきなり
読者のために自己紹介。今までずっと君たちのことは見ていて知っているし、これからも見ているからと。
謎の男
「名前は八木山夜露(やぎやまよつゆ)。28歳。仕事は建築家で住んでるところは…」
「ひ・み・つ」
「狙う所はいろいろあるが……一番欲しいのは社会的名声かな」
「そのためにあいつの『記憶』は決して戻らせない。これからもう一回死ぬんだからな」
…しかし余裕をかますその夜露の足元には折り紙で折ったバナナが。康穂が折ってました。
冗談か…と思う夜露でしたが、その折り紙のバナナで滑って転ぶ!
…そういえば折り紙で折ったセミを飛ばしたりしてました。つるぎは。
つるぎの折り紙で折ったものはその物と同じようになるのですね。顔の判別付加能力だけじゃないと。そして他人が折ってもつるぎの折り紙ならその効果は出る模様。
八木山夜露のラップ拘束も弱まったのか、破る事に成功。いきなり謎の男に襲われ怯えとともに部屋を飛び出す康穂でしたが…。
康穂
「誰ッ!?東方の家では知らないッ!今の男は『誰』ッ!?」
…果たしてここで突然の登場の新キャラ、八木山夜露とは一体何者?定助は康穂の危機を救えるのか…?
…という所で次回に続きます。
うーん。色々と気になる展開。八木山は何か音石明的な中ボス存在な気が。…それともコイツが8部ラスボスまでいく…?あのラップだけがスタンド能力ならラスボス(笑)気味ですが…。
…でも何か登場一話にして良いジョジョキャラになりそうな感じはします。
また面白くなってきてます。とにかく次回もどうなるか楽しみにします。
・ジョジョリオン単行本5巻。
・露伴先生の短編集。…ウルトラジャンプと発売日が近かったのは見えている集英社の罠。
…でも買ったよ!誰だってそーする。俺もそーする。
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