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覚醒したコールの力はボス・バレットをも圧倒!
周囲がスローに見える時間軸で動けるボスはそれでコールの背後を取りましたが、コールは振り向きもせず銃撃してボスの右腕を打ち抜きます。前回に左腕も撃たれたのでこれで両腕負傷。
右腕に当たらなければ心臓直撃だった、しかし右腕は骨ごと粉砕されたとボス。左腕はかろうじて握力はあるものの…予想を超えるコールの動きに、一気に追い詰めらてしまってます。
ボス
「それにしても認めざるを得ない…。俺と同じ時間で動く奴が存在すると!!」
…しかしここまでにコールは5発撃っており、銃弾のリロードを必要とするまでにあと一発。
その一発をどう凌ぐか。コールにミスはない、ならばとボスは壊れた右腕をくれてやると盾にして銃弾を受けました。
そして両腕を使わずとも俺は人を殺せると、銃弾を撃ちつくしたコールを攻めようとしますが…。
コールから放たれる圧倒的な邪気。これに予想以上の危険を感じ、コールを倒すより任務を優先すると標的フィリップ・クリムゾンの元へ向かいます。
ビビったともいえますが、弾が切れたと突っ込んでコールに銃の柄で殴り飛ばされたギャヴィンさんの例もあるのでなんともいえんところでもあります。
ボス
「俺は究極の傭兵(アルティメット・マセーナリー)ボス・バレット。失敗は許されない」
「たとえこの任務で再起不能になろうとP(フィリップ)・クリムゾンの首を獲る!!」
コールはボスに蹴り飛ばされて倒れていたジェシカの無事を確認してボスを追います。
ボスはフィリップのいる会議室までもう少しの所まできたものの、追いつかれると確信。
しかし今の手負いの状態でコールに勝てる確率は相当低い…ならばとボスが取った行動は…生死の賭け。
そこにあった部屋の扉の前で起爆まで3秒の手製の手榴弾を残り2秒まで引きつけて残り1秒で回避するというもの。
回避1秒で後ろの扉を開けて回り込めなければボス自身も吹き飛ぶ策。
そして実行!爆発する手榴弾。何とか扉の逆側に回りこむボス。
…横たわるコールの影に仕留めたと確信し、フィリップ・クリムゾンの部屋を目指します。
手負いでも普通の警護兵は相手にならず、ついに会議室に入るボス。
現れたボスに、会議の参加者の一部がゾラ商会のものだから撃つな、我々以外を殺せと叫びます。
フィリップに銃口を向けるボス。
ボス
「戦争を……世界を支配する者は。断じて…お前ではない!!」
…しかしそのときボスの胸を打ち抜く銃弾。撃ったのはもちろんコール。無事です。
ボス
「なぜ…あいつは生きている?このオレの予想を…超えられたのか…」
驚きとともに息絶えるボス。決着です。
結局まだ少しコールに対する認識が甘い内に両腕を負傷させられてしまったのが敗因だった気が。そうでなければ勝てずとももう少し粘れた感が。
そして驚きもせず先ほど我々以外殺せと言ってしまった者達にこれでどの国が謀反を起こしそうなのかよく分かったというフィリップ。
フィリップ
「言っただろ。これは我々の信頼を試す会議。君たちは見事に正体を露呈してくれた」
そしてボスを倒したコールを褒め称えます。
…結局会議はフィリップの計画通り感溢れる結果に…。
会議の終わりに、高所から参加者達が生きているのを見てとり、ボスの失敗を悟る男が。
若き日のスティーブ・バケットです。ボスからのスカウトは断って正解だったとつぶやきます。
そして正直奴(ボス・バレット)は面倒だったし消えてくれてせいせいした、これから好き勝手出来そうだと続け、ソロ活動は飽きてきたとつぶやき…。
スティーブ
「俺は失敗しない部隊を作るとするか!!バケット特別隊ってのはいいな」
…後の部隊結成を匂わせてその場を去ります。
そして会議の参加者の一人、オディオ・エルプトンの元に、息子である若き日のハイマンが!
ハイマンはオディオの命でゾラ商会の幹部をあらかた拘束していました。ゾラ商会側の強者はみんなこっちに来ていたから楽な仕事だったと語ります。
クリムゾンに楯突く一大勢力だったゾラ商会もこれで事実上壊滅でしょうか。そのルール無用の武器販売にはアクアタルカスも困っていた、誰かが奴らの暴走を止める必要があったとハイマン。
ハイマン
「多くの犠牲を払ってくれたクリムゾンには感謝しないとな」
…ハイマンの言葉通り、今回のクリムゾンの犠牲は大きいものでした。
その犠牲者たちの遺体を前にしているコールに御苦労様と声をかけるジェシカ。
後ろから見ていたジェシカから、どうやってコールがボスの手榴弾の爆発から生き延びたかが明かされます。
爆発までの一瞬に銃弾を当てて手榴弾を窓側に打ち上げ、自身の身を伏せる事で爆発を避けていたのです。
まさに神技と称えるジェシカに、よく憶えていない、とにかく必死で体が反応してくれたと語ります。
コール
「今回の一件で大勢の恩人を失ってしまった」
勝又、ライナー、シャルル、ウォーレン、ハーパー。皆、戦死しています…。彼らの為にも死ねないとコール。
あなたほこれからもっといろんな業を背負う事になる、茨の道が続くというジェシカ。
なんでもお見通しだというコールに、父のような能力はないと返しつつジェシカは、コールの養父にあたるピースの生き様を見て、コールの銃ブラックウィングの事もよく知っていると話します。
先のブラックウィングの使い手だったピースは、自分の血と銃の持つ圧力に耐え切れなくて捨てた、父があなたに拾い上げて託したが通常の精神で扱える代物ではないとジェシカ。
コール
「もう…決めたんだ。この銃を使い人を殺めた時点で」
俺はみんなの遺志を継ぐ道を選んだ、その為には今のままでは駄目だ、この銃と共にもっと強くなるとコール。
そのコールを悲しげな目で見ているジェシカ…。
コール
「みんなと…約束したんだ。頂点に行くって。その為になら……悪魔に魂を売り渡すと」
…しかしここで終わったかに見えた今回の件に動きが。まだ厳戒体制を解くなと叫ぶゴードン。
ゴードン
「すまんコール。俺がロビーにいた時は確かに倒れていたんだが」
「ギャヴィン・ハリスンの身柄が消えた」
生きていたギャヴィン。確かにあれで突き落とされて終わり?…とは思いましたが…。
場面はそのギャヴィンの所へ。
落下時受けた激痛を感じながらこれからどうするかを考えるギャヴィン。妖銃ブラックウィングの力をものにしたコールには勝ち目はない。ならば…。
ギャヴィン
「ピース・エマーソン。奴を八つ裂きにしない事には腹の虫が治まらない!!」
その矛先をピースの方に向けるギャヴィン。この行動がどういう結果に繋がるのか…?
…という所で次回に続きます。
ボス・バレットは結局コールが覚醒したら圧倒でした。
…いや、後のコールの無双振りをみればこの方が良いんですが、となるとやはり間に挟まった小説版のコールの強さ描写は微妙になるな…。
その部分外して考えられればいい感じだったような気もするんだけどなあ…小説版。ホントにコールの強さ描写の?を引っ張った所為で個人的には微妙感も引っ張っちゃったもんなあ…。
まあ小説版の事はおいておいて、あれで終わりかい!…と思ってたら生きてたギャヴィンさん。
…その所為でボスを倒してもまだ過去編続行です。
個人的にはコールが来る前にピースがその力を見せてギャヴィンを撃退してくれないかと思ったり。
ギャヴィンはブラックウィング無しならピースに勝てると思ってるようですが、ホワイトウィングを使うピースも強いという所を見せて欲しいというか。甘いだけ、逃げてるだけと言われてばかりなので、ここらでいい所見せて欲しいんですよね。
過去編終了した後、ピースの魂を継いでるニコラがコールに対抗出来る証明になりますし。
とにかく次回、その辺りも含めてどうなるか楽しみにしておきます。
・ピスメ単行本14巻。
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