PEACE MAKER ACTION98:訣別 感想|迷宮ブログ 忍者ブログ

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主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。

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PEACE MAKER ACTION98:訣別 感想

ピスメの感想書きます!

今回はいよいよ長かったコール過去編終了です!

ネタバレありなので、良ければ続きを。















前回までの話→ACTION97感想リンク

強敵ボス・バレットをも覚醒した力で圧倒し、クリムゾンのサミットを成功させたコール。

…しかし、そのサミットを守る戦いで、世話になった多くの深紅の処刑人たちが命を落としました。

その墓前で、彼らの遺志を継ぎ、さらに強くなると誓うコール。


…そして、サミット成功の裏で持ち上がった一つの懸念。姿を消した敵、ギャヴィンの行方。

フィリップ・クリムゾンはコールに、ギャヴィンは隙を見て逃亡したようだが、お前の恐ろしさを思い知ったはずで、二度と我々を襲ってくることは無いと語りますが…。

…それでも不安が拭えないコール。

粘着質系のギャヴィンでも、あれだけ痛めつけられれば自分やフィリップを襲わないだろうし、サミットに刺客を送りこんだゾラ商会も、今回の襲撃失敗で世間を敵に回して押さえ込まれており、その協力を得て徒党を組むのも不可能。

…状況的にはフィリップの言う通り、考え過ぎかと思った所に、ギャヴィンの事を考えてる?…と話しかけてくる者が。

…ジェシカ…ではなく、彼女に扮したアトラでした。

アトラである事を見破った事に今回の一件であらゆる感覚が研ぎ澄まされたと褒め、その褒美にヒントを与えてあげるといいます。

ギャヴィンはコールの養父ピースに破れ、顔に火傷を負った腹いせでピースのキャラバンに嫌がらせを続けていたが、直接刃を向ける事はしなかった。何故か?

それはピースが銃士を止めたから。ギャヴィンでも戦いを放棄した相手を切り刻むのはプライドが許さなかったとアトラ。

だから、戦いを促す為にコールを仕留めてその首を送りつけようとしていたが、コールが予想以上に強くなりすぎた。

アトラ
「そうなったらあの男はどういう行動を取ると思う?」

…この言葉にギャヴィンがプライドも何も捨て、ピースのキャラバンを襲う可能性に気付いたコール。

一応ピース・エマーソン一座の次の興行場所教えてあげるとアトラ。

アトラ
「あの男の凶行を止めるも止めないもあなた次第よ」


…そして場面はピースのキャラバンの方へ。

悲劇はピースがコールの弟、ホープを連れて興行の申請をしにいった時に起こりました。

ギャヴィンの襲撃。戦う力を持たないキャラバンのメンバーは為す術なくその凶行によって殺されていきます…。

しかし本命であるピースは見つからず、ここにはいなかったのかと思うギャヴィンですが、そこに遅れてコールがやってきます…。

養父の元にいたときの知人たちが殺されている光景に涙を流すコール。

コール
「俺がちゃんと…あいつを仕留めなかったから」
「もう二度と…ミスはしないよ!」

…後悔の後は決意と共に黒い殺気を纏い、何故ここにコールがと驚いて逃げるギャヴィンを逃がさず仕留めます。


…そしてその場に戻ってきたピースとホープ。

目の前の悲惨な光景に涙しつつも、許せない、僕がやっつけてやるというホープを諭して隠れさせると、ピースは決意を持ってその場に残る者に対峙するべく足を向けます。

襲撃してきたのがギャヴィンであると見当をつけ、今手にしている銃で人を撃つ事はしないと誓い、その思いを貫いて来たが、これは人の形をした悪魔の所業で許せないとピース。

昔のブラックウィングを手にしていたときに戻り、ケリをつけると相手に殺気を向けますが…。

…ギャヴィンは既に倒されているので、そこに現れたのはコールです。

驚くピース。キャラバンを襲ったのはあくまでギャヴィンであると手口で悟りますが、なら何故フィリップ・クリムゾンがコールを送り込んで来た?…と困惑します。

そしてコールの方も生きていた養父の姿に、喜ぶのではなく、人は撃たないという文句の元、皆を助けずに逃げていたという考えの方にスイッチが入り、黒い殺気を纏ったままピースに銃を向けます。

…尊敬していた養父ですが、その養父の過去を知り、クリムゾンでの死闘を経験したコールには戦いから逃げた男と見なしていたところがあったのでしょう。ここで尊敬が軽蔑に一気に反転した感じです…。

そんなコールに対しピースは…。

ピース
「これを必然というのなら全て従おう!!」

…コールに撃たれる覚悟を決めたピース。両手を広げ無抵抗の姿勢を示します。…いや、誤解の嵐なんだから会話しろ。

…コールはこのピースの姿勢には躊躇いを感じますが…銃撃は止まりません。

全てを断ち切れという妖銃からの声。そして…。


…ここで過去編は終了。現在にてこれから始まるG・O・D勝ち上がり組5人との連戦に備えての調整として、訓練場で射撃を行うコール。

ゲットオフファイブショットで的の心臓狙いではなく、手足のみを打ち抜いているのを見てゴードンが、お前にしては珍しいと話します。

勝ち上がり組には弟のホープもおり、やはり殺せないかと続けるゴードンにあの舞台に上がるなら平等、身内も何もない、昔の感傷に浸っていただけとコールは返します。

…手足のみを打ち抜くゲットオフファイブショットがピースを撃ったときの技だったのでしょう。…ピースはコールに撃たれた後、死んではいませんが銃は持てない体になったという事になっていました。

あの時から迷いはない、深紅の処刑人となり、世界の門番となった今でもとそうだというコール。伯父貴のように世界を起用に回せているわけではないがと続けます。

俺達は俺達なりに不器用に足掻けばいいさとゴードン。ただ、戦車と戦ったり、今日も5人もの強者と連戦する事を挙げて、あまり無茶はするなと続けます。

今やお前はクリムゾンの総帥で、お前が死ぬような事があれば我々の土台も揺らぐ事にもなるというゴードンにコールは…。

コール
「分かってるさ。俺は死なん」
「これからどんな強者達が俺を殺しに来ようとそいつらを倒しさらに強くなる」
「そしてその魂全てを受け止める。俺に従い俺の築く世界の力になってもらう」
「それが多くの生命を奪って来た者の責任。これからも突き進むだけ」
「俺の罪と向き合い、消してくれる者が現れるまで」

…妖銃ブラックウィングの使い手として覚醒した過去により今に至り築かれた信念を語ります。

果たしてコールを倒せる者は現れるのか?

…次回いよいよ決戦開始というところで今回ここまでです。


…始めにも書きましたが、今回で長かったコール過去編終了です。


コールが養父ピースを撃ったときの事実が明らかになった訳ですが…。

結局、クリムゾンの刺客としてではなく、誤解によって許せなくなって撃ったという感じだったんですね…。

考えてみれば過去編初めの方でピースのキャラバン妨害はクリムゾンの手によるものではなかった事が明かされ、じゃあコールがピースを撃った件何だったの…?…という疑問は出てもおかしくなかったわけですがこれでそこは答えが出たという事ですね。いや、ホントにお互い会話すれば良かっただろ!…とツッコミはありますが。

元凶ギャヴィンさん。過去編最強の敵はもちろんボス・バレットだった訳ですが、話を引っ掻き回した点でいえばギャヴィンさん、あんたがナンバーワンですぜ…。


そしていよいよ次回からはG・O・D(ガンズオブドミネイション)再開ですね。

大会の不祥事の埋め合わせとして、コールVSG・O・Dを勝ち上がっているもの達との連戦が始まります。

過去編のお陰でその途中からウルトラジャンプ読み始めた人とかいたら勘違いされてそうですがコールは本来、現ラスボスポジションだからね!

とにかく次回からは久々にピスメ2章現在での戦いになると思うので色々楽しみです。





・ピスメ単行本14巻。

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