PEACE MAKER ACTION100:プライド 感想|迷宮ブログ 忍者ブログ

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主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。

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PEACE MAKER ACTION100:プライド 感想

ピスメの感想です。

今月は連載100回!コールVSアトラ決着!

ネタバレありなので、良ければ続きを。
















前回の話→ACTION99感想リンク

死闘、アトラVSコール。

ここは私の距離という接近戦に持ち込んだアトラ、両手のナイフによる猛攻!

…しかしそれを紙一重で回避するコール。先に仕掛けた調香術により反応が鈍ってるはずなのに避けられる事にエマーソンの血、本当に厄介と改めて脅威を感じるアトラ。

かつての戦いでその血に覚醒したコールは、最強の傭兵といわれたボス・バレットが身につけていた、周りの動きが遅く見える時間軸で動く事が出来るという描写でしたが、ここでは多くの殺し屋の家系として多くの血を流してきた罪を背負い、その血が体を反応させ死ぬ事を許さない、そう描写されています。

とにかくその超反応で続くアトラの猛攻、ヒジに仕込まれた隠しナイフの一撃をも避け、倒れこみつつアトラに足払いを食らわすコール。

お互い、そこから体勢を立て直しつつ攻撃!投げナイフと銃撃!

結果は相打ち!お互いの肩にナイフと銃弾が当たった形です。

久しぶりに弾丸をもらい意識が遠のきそうとアトラ。しかし自身のナイフも銃撃の瞬間の動きが止まったところを狙い、当てました。

しかも流石は暗殺者。ナイフは毒入りです。たとえここで勝っても体が痺れ、次の戦いでは勝てなくなるという仕込みです。

…しかしこのまま自分が殺られるつもりもない鎖の先に刃のついた武器で攻撃を仕掛けるアトラ。

その刃もコールは回避。…しかしここは隙を生じぬ二段構え。アトラが使った武器の柄は銃として弾を撃てるようになっていたのです。そこからの不意を突いた銃撃!

…しかしその銃撃すら回避し、逆にアトラの胸を撃ち抜くコール。死闘決着です…。

くやしい、培った技術全て駆使して勝てなかった…というか、自分の動きが鈍ったか、あなたに負けたわけじゃない年齢に負けた…倒れゆく中でアトラの胸に様々な思いが浮かびます。

…しかし復讐心の塊でもあったアトラですが、ここに至ってその復讐や父の思惑はどうでもいい、息子エイドリアンとの別れがとても悲しいという思いが溢れます。

アトラ
「母親らしい事は何一つしてあげられなかったけど…」
「今まで私の孤独を埋めてくれてありがとう」
「本当に……あなたと出会えてよかった…強く…生きなさい…」

…崩れ落ちるアトラ…。あと一歩だったが、やはり銃神は強いと観客。

肩に刺さったナイフを抜き、地に放るコールに、仕込んだ毒があなたの体を蝕む、あなたもここまでとその事実を瀕死の淵で言い放つアトラ。

これに対し、俺には通用しない、初めて会ったとき毒の対処を学んでおけと言ったのはあんただとコール。

…確かに過去編でアトラはコールにそう言っていました。迂闊だった、あの時殺しておけばよかった…。それがアトラの最期の言葉に。

標的が先に殺されてしまうかとヒヤヒヤしたが、こうなれば痛めつけてくれたせいで殺しやすくなった…旧知ではありましたがかつての敵でもあったアトラの死にそういってスティーブ。

そしてホープは辛くも勝利した兄の姿に戸惑います。

ホープ
「兄貴…俺が前に立つまで生きてられるのかよ」


…運ばれていくアトラの遺体を目にし、ニコラも複雑な思いがあるようです。

アトラはその姉であるニコラの母ジェシカを嵌め、死に追いやった人物でもあり、その決着を自分の手でつけたかったという気持ち。

しかし、もうアトラはコールの手で葬られました。これ以上死者に鞭打ってもしかたありません。エイドリアンを守りながら培った技術は本当に凄かったと褒め…。

ニコラ
「もう安心して眠って…。もし今回私が生き残る事が出来たなら…エイドリアン君と助け合って生きていくから…」

そう胸に誓います。


…そして母の死を目の当たりにして、悲しみとともに去るエイドリアンとすれ違いに決戦の場に赴くのはコールに挑む2番手であるハイマン。

ハイマン
「ついにやって来た。憧れだったコール・エマーソンとの“決闘”」

…初めてコールに会った時は、その若さに似合わぬ異様な迫力に圧倒され、いつか自分もそのようになりたいと思っていたが、全てを失い、自分の知らなかった地獄のような光景や数々の理不尽を見て、自分は本当に何も知らなかったと振り返るハイマン。

そんなハイマンに様々な知識を与え、G・O・Dの部隊に上れるまでに鍛え上げた人物がいたようです…。

ハイマン
「恩師パン・ジェシン。俺はお前の遺志を受け継ぎ」
「今日“銃神”を殺す!!」


…『遺志』という字からすると、その師は亡くなったという事でしょうか…。とにかくハイマンも揺ぎ無い決意とともにコールに挑むという事です。彼はその遺志を継ぐ意志でここまで勝ち上がってきた猛者です。


…そのハイマンを迎え撃つコール。控え室にて傷と毒の処理をおこなっていました。アトラの前では通用しないと言っていましたが、その処理を施してもまだその毒による痺れは残っている模様。凄腕の暗殺者だったアトラの仕込んだ毒は甘くないという感じでしょうか。

だが早く行かねば俺を殺そうと戦い抜いて来た猛者に失礼とコール。

コール
「俺は…逃げない…。たとえ手足が動かなくとも信念を貫く」

…控え室では毒を出す処理の過程で出たものであろう大量の汗をかいていましたが、外で姿を現した時はそんな様子は見せずハイマンの挑戦を受けて立つコール。

コール
「この世界を作り牛耳る者として誰もが俺を殺したがっている」
「だからこそ誰の前にでも立つ。どんな状況でどんな相手だろうと…その要望に応える!!」
「それが世界一の嫌われ者の義務だ!!」

…タイトル通りプライドを持って退かぬ姿勢で次の試合に挑むコール。

どうなるか気になる所ですが今回はここまでです。


…やっぱりアトラ、敗れて死にました。予想以上の善戦でしたが…。

予想通りで、こうなるしかないと思いますが、馴染みにになってたキャラの死はやはりキツイな…。

エイドリアンはもう誰よりこの結果がキツいと思われますが、乗り越えて欲しいですな…。

そして次にコールに挑むのはハイマン。以前の感想でハイマンも強いけどコールには勝てそうにないと書いてたと思いますが、アトラの善戦により、負傷、対処したとはいえ毒まで食らわせたことでかなりその印象は弱まりました。

…それでも展開上、コールが勝っていくでしょうが、ハイマンもタダではやられずコールに更なる手傷を負わせそうで、その後のコールを殺す気マンマンのスティーブとの戦いがかなりキツイ事になりそうです。

そしてハイマン。アトラのように敗れて死んで欲しくないですが…。勝てはしないと思われるのでどうなるのか…?

…次回も見逃せぬ展開になりそうなので、楽しみに待ちます。






・ピスメ単行本15巻出た!

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