前回の話→
#28感想リンク
…まず今回の場面は憲助の回想から。
幼少時の憲助は東方家の長男が代々かかる奇病について、『呪われている』などと言われイジめられた事で不安になり、母にその病気について聞くのですが…。
それに対し憲助の母は諭すように話します。
憲助母
「この世に生まれたからにはどんな人にだって必ず試練がある」
「でも東方家は強い家族で……『正しい道』を歩いている」
「あなたは勇気ある東方家に生まれた…『4代目憲助』になるのよ」
…病気というのは治す方法があり、あなたのお父さんも同じで今日も立派に仕事をしているといいます。
しかし次に思い出すのは実際にその全身の皮膚が木のように固くなるという奇病にかかったときの恐怖。
…治るとはいえ、やはりそのときの恐怖は大きかったよう。治す方法もこれまでの情報から察すると他の家族、おそらく憲助の父が犠牲になる必要があるもののようなので…。
…回想が終わり、憲助は定助と共に八木山夜露の能力によるものと思われる加速して集まってくるイガ栗の恐怖に襲われてます。
地下室にいる孫、つるぎにその入口であるハッチを開けるように叫ぶ憲助ですが…。
つるぎは定助を『彼』に差し出せばおじいちゃんは攻撃されないと話します。半分は吉良だし東方家の子供じゃないしどうでもいいだろと。
どうやらつるぎは彼=八木山が、自分がこれからかかるであろう奇病を治す方法を教えると言われており、教えるための条件が定助を差し出す事だったようです。
つまり康穂を地下室に連れ込み留めているのも定助を誘い出す狙いがあったという事のよう。
康穂の事が好きで連れ込んでいると思ったらそれだけではなかったようです。定助に対して冷徹な態度なのも、康穂に好かれているという事への嫉妬だけでなく、目的の為に犠牲にする人物なのでそう思うよう務めているところもあったという事かもしれません。
憲助
「つるぎ…お前の考えは間違っているッ!開けるんだッ!!直ぐにここを開けろッ!」
…叫ぶ憲助ですが、そうこうしてる間にも集まって飛んでくるイガ栗が迫ってきます。
落ちている木材で栗を叩き落そうとする定助ですが…。この集まってくる能力で怖いのはそうやって砕いてもその破片が飛んでくる事。
砕いたイガ栗の棘が定助に刺さる!更にその棘は皮膚に刺さっただけで止まらず定助の体の奥までズブズブ入っていく!
定助
「こ…この『能力』…強すぎる。どこまでも迫ってくるッ!!」
「オレの身体の中心ッ!身体の最後の最後まで集まってくるッ」
…このピンチに定助は憲助につるぎに頼らずスタンドでハッチを開けるように言います。
スタンドを潜らせ、ハッチを開けようとする憲助ですが、開けらぬようチェーンがかけられている!
再び憲助に定助を見捨てろと言うつるぎ。飛んできて刺さるイガ栗。
急いでハッチを開けるよういう定助に、パワー型でない自分のスタンドではチェーン錠の破壊に時間が掛かるといいます。
憲助はすでに体中に栗が刺さっており、棘が目に入って回り見えない状態。
しかしそこで定助、ソフト&ウェットの能力のシャボン玉を乱射。
定助
「これら栗のイガからしゃぼん玉が『栗そのものの』『水分』を全て奪うッ…!!」
…水分を奪われた栗やその棘は繊維が崩れて粉々になっていきます。
ずっとこのシャボン作戦だけで何とかできるならやってるでしょうから、絶え間なく来る栗の前にはあくまで一時的対処、ですが一時でも解放された憲助は石を拾ってそれでチェーン錠を破壊。
そしてついにハッチを開け地下に入った定助と憲助。まだ栗は来ると敵の射程から逃れる為にハッチから離れて地下室の奥へ。
…何とか集める能力の射程からは逃れられたようで、入り込んで更に飛んできていた栗が力を失って床に落ちます。
そしてつるぎと対峙。
憲助は今の一度だけ許す、家族だから必ず守る、叱ったりしないとつるぎにいい、『彼』とは誰の事かを問います。
彼と八木山のことだと読者視点では判明してますが、定助と憲助はまだ知らないわけで。
…もっとも読者としても八木山とは何者か、目的は何かというところはまだ謎だらけだったのですが…。
彼は絶対に病気を治せる、それを見たといいつつ、ついにその『八木山夜露』の名を出したつるぎに憲助の反応は…。
憲助
「それはわたしのこの屋敷家屋を『建築設計した男』!」
…ここで八木山と東方家との繋がりが明かされました。これがどんな意味を持ってくるのか…。
…という所で次回に続きます。
八木山は建築家とは言ってましたが、東方家の屋敷を建築設計したのが彼でした。
…という事は憲助も知らない秘密が屋敷にあるとかそういう可能性大。
特に今定助と憲助が逃げ込んだつるぎのいる地下室は怪しいですが…。
まずは何とかしてまだしかけてくるであろう八木山を退けなければなりませんね。ここで八木山を倒して捕まえれば色々と吐かせられそうですが…。決着はつくのか?中ボス扱いならつきそうですが…。
とにかくまた次回を楽しみに待ちます。
・ジョジョリオン5巻。6巻も出るよ!
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