前回の話→
ACTION81感想
配下の暗殺者たちを使い、ホテルでの寝込みを襲撃して他のG・O・D(ガンズ・オブ・ドミネイション)出場者を亡き者にしようと企んでいた張黄龍。
しかし、異変に気付いた出場者たちの反撃でその計画も頓挫しかかっています。
怒る張黄龍。こうなったら使えない駒諸共ホテルを燃やして、自分が裏で暗躍した全ての証拠ごと隠滅しろと残る配下に指示します。
そんな中、意識を失うガスを吸わされながらも奮闘していたハイマンですが、限界が来てしまいました。
膝をつき、意識を失いそうになり、俺はここまでなのか…?と考えつつ、恩人の言葉を思い出していました。
???
「そうだよハイマン。足元すら見えない人間に遠くの世界を見渡す事など出来やしない」
「今回この村に来てそれが分かっただろう?君にはまだ学ぶべき事がいっぱいある」
「だから…君はまだ死んではいけない。もっと…強くなりなさい」
…このままで死ねないが意識は保てない、迫る新手の暗殺者。ハイマン、絶対絶命!
…そこに現れたイズ・チャカカ。暗殺者達を蹴散らし、ハイマンに何かの薬を飲ませました。
その薬の効果によりハイマンの意識と体力が回復。これなら戦えると起き上がります。
これでこちらは大丈夫そう。
一方、宝順院英神は自分の所に来た暗殺者たちを倒し、スティーブ・バケットの部屋を覗きますが…。
この化け物が殺されているわけもなく、逆に既に片付けた暗殺者たちの死体の山の上で寝てました。…相変わらずです。
やはりG・O・Dに出場するだけの力を持つ強者、心配する事も無かったと英神。
英神
「おおかた他の連中も」
…英神が考えたように、もう大勢は決した模様。
ニコラ、ホープ、ルイスⅤ世、エイドリアン、ハイマン、イズ・チャカカ。
もう暗殺者たちには仕留められそうも無い状態。
暗殺者
「全ての罠を掻い潜り物量にも屈しない」
「小細工でトーナメントを突破しようとする我々のボスとは全然違う!!」
「これが…G・O・Dに挑む者の強さか…」
…ボスのディスりも飛び出します。
そのボスの張黄龍、ホテルを燃やせといったのに未だそのための仕掛けが作動していない事に更なる怒りと焦りを見せます。
張黄龍
「兵法“黒蜘蛛(ヘイチシュ)”から奴らが逃げて今回の事が公にでもなってみなさい!!」
「我々黄龍翼會はクリムゾンの連中にケンカを売る事になってしまうよ!」
…もうすっかり小物。指示は出しているが動きが…という部下に手遅れになる前にあんたたちがなんとかしなさい!!…とか言いますが。
アトラ
「もうとっくに手遅れじゃない?」
はい残念。アトラがもう既にホテルを燃やす仕掛け等のヤバそうなものは全て壊してました。
あなたがどうやってG・O・Dの舞台に上がって来たのかおおよその見当はつく、あなた達に葬られた間敬太郎やアキ・ゴロゾルはさぞかし無念でしょうとアトラ。
アトラ
「だけど…今残ってる出場者は本当に強い。あなたの思惑通り死ぬ人間は一人もいない!!」
「さあどうする?ここで私と戦う?それとも明日のG・O・Dに出場する?」
「ここで私に殺されたくなければ…明日観衆の前で本当の強さを見せなさい」
…暗殺騒動決着。張黄龍、一応この後G・O・D出るんですね。本当の強さとか見せられない感じがするのでアレですが。
…相手はニコラでしたね。良かったね!張黄龍!負けても殺されなくて済むよ!…でも結局汚い手とかつかって、それでも負けて、アトラかコール辺りに粛清されそう。そんな気が。
騒ぎが収まり、周りの一般人は捕まってる暗殺者たちの数を見て、これだけの人数を相手にピンピンしてるとはと驚いてます。G・O・D出場者にケンカを売るもんじゃないと。
ハイマンはまず最初に殺気を放って皆を起こしたルイスと薬をくれたイズ・チャカカにお前達のお陰で生き延びる事が出来たと礼を言います。
だがG・O・Dでは容赦しない、恩を戦いの場には持ち込まんとハイマン。
これにそのためにみんな叩き起こしたわけですから遠慮なんかされても困ると返すルイス。
…起こしたという発言にもう朝だと気付き、寝不足で殺し合いなんてまっぴらごめんというホープ。ニコラもそう考えたら眠気が来たから早く部屋に戻って寝ましょうと言いますが。
そこに
「ふざけんなてめえら!!」…とスティーブの声。
安眠を妨害されてご立腹ですが、あんな死体の上で寝られても困るという警官。
どうやらこのホテルは事件の処理のため封鎖されるとの事。
ニコラ
「…それじゃあ私達一体どこで寝ればいいの?」
そう呟くニコラ。結局、出場者たちはここが一番安心出来るとG・O・D会場の部屋で寝たのでした。
…そしてG・O・D二回戦開始。
第一試合はアトラVSエイドリアン。掟破りの暗殺者親子対決と煽られてます。
…エイドリアンは結局昨日の暗殺騒ぎで、母に対する対策も立てられず、しかも寝不足気味。
エイドリアン
「母さんはなんのアクションも起こさずアルゴ・カッサーノを倒していた」
「あれはいったいどんな技だったんだ?」
私はあなたの知らない技術を数多く持っている、あの程度なら銃神はおろか私にも勝てない…という母の言葉が頭をよぎりますが…。
エイドリアン
「だけど…僕の戦う技は一つしかない。誰よりも早く……ナイフを投げる。」
「0.01秒でも速く!!」
…得体のしれないアトラにあくまで神速の投げナイフで挑むつもりエイドリアン。
対するアトラは…。
アトラ
「覚悟はいい?エディ。私はあなたを本気で潰しにいくわ」
「だから……あなたも私を殺す気でかかって来なさい!!」
遂に始まる母子の対決。どうなる…?
…という所で今回ここまでです。
張黄龍の計画を粉砕し、次回はいよいよG・O・D2回戦。
アトラVSエイドリアンです。
…うーん。この感じだと策無しのエイドリアンが底の知れないアトラに勝てる気がしないのですが…。土壇場で何かに気付いて母に勝てるのかそれとも…。
アトラは痛い目には合わせるが殺しはしないと言っているので、エイドリアンが殺される心配は無いですが…。勝敗がどうなるかがわかりません。
アトラ勝利でも十分話を進められそうなんですよね…。
とにかく次回は注目の一戦。見逃せない展開になりそうです。
・ピスメ単行本12巻。今回のG・O・D1回戦の振り返りによろしければどうぞ。
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