前回の話→
#9感想リンク
東方家にやってきた定助だったが、世話を任された末娘の大弥のスタンド能力で
記憶の一部をチェスの駒に変えて抜き取られ、奪われてしまっています。
彼女に自分の影を踏ませれば記憶を取り戻せるらしいのですが…。
大弥は殆ど目が見えないとは思えないほど鋭く、定助の影を踏ませる為の罠を見切ってしまいます。
そして危うく落とされかけた色仕掛け。…定助大苦戦。どうする…?
…適当ですがこんな状況。どうすれば大弥を出し抜けるのか?
そんな時、康穂が東方家の玄関まで来ていました。
この家に近づけばお前の家族に危害が及ぶと脅された康穂ですが、
それでも定助の事をなんとかしてあげたいと思っているようです。
そこで自転車に乗って外出しようとする大弥と遭遇!大弥は門を開けてと定助を呼びます。
やって来た定助ですが、康穂に関する記憶は奪われてしまっているので…。
大切に思っていた康穂に気付かず、単なる通行人扱いしてしまいます。
定助に異常な愛情を示し、記憶を奪うのも定助を自分のモノにする為の行動らしい大弥は、
康穂をライバルとして意識していたようで、その記憶を奪えたときは喜んでいました。
…見せつける為もあって定助を呼んだようですが、康穂は自分に素知らぬ態度の定助に怒らず、
その身に『何か』ヤバイことがおこっている!…という風に考えます。
…康穂の定助への信頼感凄い。普通、何なのよあの態度!…とか言いそうなものですが…。
そして、そのまま定助をつれて買い物に出かけようとする大弥。
定助は
「自転車で行くのか?本気か?」…と問います。
…そういえば、大弥は目が不自由なので自転車大丈夫?…と思う身でした。
そうとは思えない程の位置把握をしているのでスルーしてしまってましたが…。
大弥は2人乗りで定助が後ろから守ってくれれば大丈夫といいます。ナビゲートして欲しいと。
こぐのは無理だろう…そういう定助はふと地面に目を。
自転車に乗る大弥に影を踏ませるように移動しますが、あっさり回避。
…自転車に乗っていても、しっかり立ち位置を認識しています…。
乗ってという大弥の自転車の後ろに乗る定助ですが、今度は頭上の木に注目。
スタンド能力のシャボン玉に声を閉じ込めておき、自分は木にぶら下がって
影を大弥が自転車で前に進めば踏んでしまうような形にもっていきます。
シャボン玉が割れるとその中に吹き込んだ声が出て大弥にまっすぐこぐよう指示。
「よしッ!やった!影を踏むぞッ!」…これは決まった!…と思う定助でしたが…。
大弥は気付き、
「どおしてあたしの体に腕をまわしてくれないのォ?」…と。
…結局この作戦も見抜かれ、定助の耳からチェスの駒が飛び出します!
スタンドに関する記憶を取られてしまった!…これはヤバい。
「勝ったわッ!」…と勝利宣言する大弥。
厳密にはスタンド能力が使えなくなったワケではありませんが、その記憶を奪われてしまっては
そもそも能力を使うという発想自体出ません。
…虎の子の能力が使えなくては大弥に影を踏ませる事はもう無理だと思われますが…。
そのとき鳴る携帯の音。大弥の携帯のコール音です。
…しかし何故かその携帯があったはずの大弥の部屋から鳴っている…。
それは自分が冷蔵庫に隠したと話す定助。しかしどういう理由で携帯を隠したのかは思い出せないと。
黙って誰か大切な人に電話した気もするし…という定助の付け加えた発言。
これに体を震わせて怒る大弥!記憶の駒を地面に叩きつけます。
駒を壊したらその記憶は永遠に戻らなくなると言っていましたが…。
その駒にヒビ…。完全には壊れませんでしたが、そのヒビ割れに呼応するように定助にもダメージ…。
「安穂ちゃんしかいないじゃあないッ!!あんたが電話するところなんか…。」
…確かに前回、定助は大弥の携帯で康穂に電話しようとしていました。
途中でその康穂に関する記憶を取られてしまい、話も出来ませんでしたが…。
その着信履歴に気になった康穂がかけてみたという事ですね。
もう買い物は止めるという大弥の指示で携帯を取りに行かされる定助。
大弥の怒りは収まらず、このコール音が康穂からのものだったら、ただじゃおかないと。
「あたしのいる目の前でッ!あたしの部屋の中でッ!知らないうちに!
あたしがいつも寝てたり夢を見ているベッドの上からッ!あたしの携帯で!!……!!
他の女に助けを求める電話なんかしやがってッ!
記憶を奪うとかじゃなく破壊して完全に無くす宣言。
…このキレっぷりにはジョジョ4部の由花子さんを思い出しました…。
冷蔵庫を開ける定助。大弥も傍にいます。…チェスの駒をベギベギいわせながら…。
大弥の指示で携帯を取り出し床に置く定助。携帯を取り、誰からか確認する大弥。
…もちろん電話は康穂から。
「消えちまえぇぇえーーーッ」とキレて駒を完全破壊しようとする大弥ですが…。
…大弥は冷蔵庫の光によって出来る定助の影を踏んでいました。
そんな事は無いように定助には冷蔵庫のドアを閉めるように指示していたのですが…。
…そのドアが閉まる前にその『音』がしていたので、ドアはもう閉まっていると誤認したのです。
…間一髪、駒が壊される前に定助の記憶が戻りました!
…スタンドの記憶を取られる前に定助は全ての記憶を奪われたときの為の罠を仕掛けていたのです!
冷蔵庫のドアを閉じる音をシャボン玉に閉じ込めて。これで定助逆転勝利!
うーん。まさにジョジョな追い詰められきったところでの逆転劇。
…大弥はさっきまでの由花子さん的な強気はどこへやらで、すっかり弱気モードに。
…考えたら彼女、ジョジョの負けフラグ、勝った宣言しちゃってましたね…。これは定めか…。
定助は父親の命令で襲ったのかと聞きますが、大弥は違うと否定します。
…まあ父、憲助は定助の記憶を奪わせる目的で大弥の世話をさせたと思われますが、
あくまで大弥としては定助の愛独占の為にやっていたという事のよう。…確かにそんな描写でした。
…まだ鳴っていた携帯に出て、康穂に電話くれてありがとう、またかけ直すと告げて切ると、
定助は早速あの憲助に近づくなと言われた階段の所へ。
…その階段の手摺りには、定助と関係があると思われる吉良吉影の死体の手首についていたのと
同じ印が付いていました。
自分が何者なのか突き止めたい定助にとっては行くなと言われても行く必要のある場所です。
その定助の後を大弥が付いてきました。
「あたしの事今のでもう嫌いになったァ…?」…と半泣きで聞いてきます。
定助は大嫌いといいつつ、これからオレに好きになって欲しい…?…という方向にもっていきます。
うなずく大弥に、携帯はオレが使う事、そして父親に2階へ行く事を黙っている事を約束させます。
そして大弥の頬にキス。これにより大弥はすっかり定助の虜状態です。
定助自重しろ。
…まあ、手懐けて味方にした方が良いでしょうが。
康穂にも惚れられてるようだし…。こいつはとんだ勝ち組野郎だぜ…。
タマ4つは伊達じゃないという事か…。
…とにかく二階には何があるか聞くと、憲助の書斎らしい。
そして手摺りについているマークは本屋、出版社のマークだという!
大弥の読んでいる点字の本にもついているらしい。
そして階段を上がりその憲助の書斎へ。そこで見つけた印のついた本は…。
『スティール・ボール・ラン・レース全記録!』
…レースに参加していた人物であろう初代東方憲助著のこの書物に記されているのは…。
…という超気になるところで次回に続きます。
…今回はホントに見所たっぷりでした…。そして最後の展開。
…7部SBR(スティール・ボール・ラン)とこの8部ジョジョリオンとの関係が明らかに…?
…次回のジョジョリオンは必見になりそうです…。
…まあジョジョリオンのこれまでからすると、この上、更なる謎浮上になりそうな気もしますが…。
・ジョジョリオンのコミックス。1巻発売中、2巻は4月19日発売とのことです。
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