PEACE MAKER ACTION81:銃士の死地 感想|迷宮ブログ 忍者ブログ

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主にウルトラジャンプ連載中の漫画、ジョジョリオン感想書いてます。住んでる地域のウルトラジャンプ発売が遅いので感想書くのも遅いですが。(毎月21日以降。)連載終了しましたが、皆川亮二先生のPEACE MAKERの感想は全話あります。

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PEACE MAKER ACTION81:銃士の死地 感想

ジョジョリオンに続いてPEACE MAKER感想です。

ピスメ最新コミックス12巻も売ってたので同時購入。

二章G・O・D一回戦の振り返りが出来たのでちょうど良かったですよ。

まあそれはそれとして今回の感想を。

ネタバレありなので良ければ続きを。














前回の話→ACTION80感想リンク

ホテルに宿泊するG・O・D出場者を襲う暗殺者たち。

暗殺者が仕掛けた罠にかかり危機に陥ったホープですがニコラが救出。

そんな中、まだ意識が戻らぬホープが思い出しているのは養父ピース・エマーソンの事。

ガンショーを行っていたピースが働けない身となり、代わりにホープが僅かばかりの稼ぎを得て生活していた時期がありました。

…1章のホープとか何か銃以外駄目駄目な印象が強かったですが、この時期は父を支えなきゃという思いがあったからなのか随分しっかりした少年に見えます。

そういう生活の傍ら、ホープは養父から銃の扱いを教わっていたのですが、ある時どういう理由で銃を使いたいかを問われます。

…復讐の為なら銃の扱いを教える事は出来ないというピース。私達の事を背負う必要はなく、時分の為に生きろと。

でもガンショーを行っていたキャラバンの仲間を殺し、父にもこんな目に合わせて、帰ってこない兄が向かっていた先であるクリムゾンをまだ許せないというホープ。

それに対しクリムゾンの連中とは和解していると言ったと話し、その自身の今のケガを負わされた時になぜ銃を抜かなかったかわかるかといいます。

色々な要因があるが一番の理由は世界一のガンショーを興行していた者のプライドというピース。

…あくまで人を殺す道具としては銃を使わない、という意地だったのでしょう。もちろん色々な要因というように他の理由もありますが。…そもそもその時のクリムゾンの刺客が他ならぬホープの兄、コールだった訳で。

ピースは当然その事実を知ってますがそれでも。コールは生きているとだけ告げ、

ピース
「お前達は…いつか出会う時が来るだろう…。その時は二人で助け合って生きて欲しい…」
「それが…父さんの願い……。頼んだぞホープ」

…こう言っていました。


…そして目を覚ますホープ。目の前には暗殺者たちを倒して奪ったものであろうガスマスクを付けたニコラが。ホープにもガスマスクをつけてくれてます。

スティーブと戦った時にもニコラに助けられており、また助けられるとは情けねぇとホープ。

狙われている身だったからこういう陰湿なやり方には慣れているとニコラ。

そのニコラの手引きで、ガスの散布されていない廊下まで脱出。

ニコラ
「私達は…強い想いを抱き死をも覚悟してG・O・Dの舞台までやって来た。」
「こんな場所で死ぬ為じゃない。どこの誰か知らないけど誰一人として殺させやしないわ!!」

…ピースの銃と意志を継ぐ者として本当に逞しく強くなったニコラの姿に、親父も俺にこういう風になって欲しかったんだろうと複雑な思いを感じます。

しかし兄コールと助け合って生きてくれと言っていた父とお前が止めに来るのを待っていると言っていた兄の事を改めて思い返し…。

ホープ
「分かってるって……俺は俺なりのやり方で兄貴を助けるから」
「たしかにこんな場所で死ぬわけにはいかねーよな」

…気を取り直すホープ。

まあこうして気付いてニコラと組んでいれば暗殺者たちにやられることはないでしょう。


…しかし暗殺者の魔の手はホープと同じ罠にかかったハイマンの元にも。

不覚を取ったと感じ、このまま完全に意識を失えば迫り来る殺意にやられると感じますが…。

そこでハイマンの頭に浮かぶのは幾人かの人々の姿。おそらくは拠り所を失っていたハイマンを助けてくれた人たちなのでしょう。

ハイマン
「駄目だ……俺には……帰る場所がある!!」

その思いのおかげで何とか意識を保ち、俺は死なんと反撃に出るハイマン。

…やだ。ハイマン格好良い。何か主人公みたいですぜ。


他のG・O・D出場者もそれぞれで暗殺者の襲撃に対して反撃開始。

ダイニ族の戦士、イズ・チャカカは戸棚に仕掛けられた罠により倒れていましたが、暗殺者達が始末すべく近づくと…。

部屋には弓矢や毒撒菱などのチャカカが仕掛けた罠があり、その餌食に。まさにミイラとりがミイラ状態。

そうしてるうちにチャカカ自身が目覚め、怒りの反撃に転じます。

そしてもう一方、スティーブ・バケットは…。

スティーブ
「こんなもの嗅ぎすぎてすっかり体が慣れちまってる。俺を昇天させてえならもっとハイになるやつ持って来いや」

意識切るガスに対してこのセリフ。普通に寝てたんで近づいて殺そうとした暗殺者を反射で殴り撃退。驚くこの相手にこのセリフ。

そして部屋で座禅を組んでいた宝順院英神は暗殺者の出現に何事もなく立ち上がり…。

英神
「あらゆる困難をも克服する為肉体や精神を鍛錬しておる」
「この程度で意識を失うような鍛え方はしておらぬわ!!」

…いやうん。毒ガスって鍛錬で何とかなるんだ。先ほどのスティーブもそうですが人間離れしてるね。

とにかく英神はそのまま暗殺者たちを体術で蹴散らしていきます。スティーブの方も早く寝たいんでさっさとかかってこいという相変わらずの余裕で暗殺者たちの相手を始め…。

一方、相対する暗殺者たちの数に武器であるカードが残り僅かになり、どうするかという状況だったルイスⅤ世ですが、そこにやってきたのがエイドリアン、そしてニコラとホープ。

ルイス
「ようやく来てくれましたか。真に強いカードが!!さあ反撃に転じましょうか!!」

…こうなればG・O・D出場者たちの反撃に次々倒される暗殺者たち。暗殺計画は頓挫しかかってます。この状況に…。

張黄龍
「全員燃やしなさい!!あのホテルごとね!!」

怒る首謀者、張黄龍。部下諸共の焼き討ちを指示。

…ここで次回に続きます。


…何かホープ以外の出場者は、ルイスによる最初の目覚め以外、自力で暗殺者の罠を切り抜けていたので自身でも言ってましたが情けない感じが出てしまってます。今回は回想入ったしここから挽回の活躍ある?

…アトラだけ罠突破描写が無かったですが、エイドリアンがその母からの知識で乗り切ってるのですからやられたわけないのでまあ無事でしょうな。

そして暗殺計画の首謀者である張黄龍。彼もG・O・D出場者ですけど、この計画失敗したらどうするんだろう。ホテル燃やしも駄目なら自ら動いたりすんでしょうか?

とにかく次回も楽しみにします。




・ピスメ最新12巻。冒頭でも書きましたが2章でのG・O・D開始から一回戦の全試合決着まで収録してます。

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