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#65感想
〇リフトの家
リフトの鉄塔に住んでた植物鑑定人・豆銑。
彼がそこで手作りで振る舞ってくれたデザートは
「ンまあああああいッ!!」らしく定助も康穂も大満足。
1番の柱はアナログレコードがしまってある、2番の柱は図書室とワインセラーというように、それぞれの柱に役割があり、つまりリフト全体が私の家との事。
…賃貸らしいですが他に借りる奴いる?
〇敵の目的と刺客スタンドの脅威
…豆銑が語る敵の目的の推測。それは『不死産業』。
人間はずっと昔からどんな王でも賢者でも絶対未解決の『死なない』という領域を抱えているが、それが細胞を『等価交換』すれば実現する事が死んだはずの吉良を半身とする定助で証明されてしまったことを語ります。
敵が欲しいのは田茂環たちのような新ロカカカ1個や2個の販売の利益ではなく、それを科学レベルで技術化し独占する事。
…確かに有り余る財も死んでしまえば意味はないとも言え、その克服の為ならいくらでも金を出すという話になり、突き詰めれば不死産業は全てを支配すると言えるかもしれません…。
そしてその敵の刺客スタンド。リフトのあるスキー場に異変を調べに来た警官達も駆逐して迫ってきていました。
前回の感想で木が動いて襲ってくる能力と書いてましたが、その木はスタンドを送り込む為のハシゴにすぎず、実態はその木を伝ってくる幾つもの小さい物体でした。
それに触れられてしまうと皮膚から体内に入り身体汚染、溶かされて穴が開いていくという恐ろしさ…。
ウイルスをバラ巻くような感じで、過去のスタンドで近いのはパープルヘイズ?
…うん、ヤバい。確実に殺しに来てる能力だ…。豆銑はこのスタンドの脅威に生存率が7%まで減ったと…。
〇豆銑礼、静かに怒る
…左手に敵スタンドの攻撃を受けてしまった豆銑。
バスの中で豆銑は第一優先で私を守れと約束させましたが、定助はとっさに康穂を守ってしまいました。
体を紐状にするスタンド『ドギースタイル』で紐にした左手をやむを得ないと切り捨てる豆銑。
その光景を見せつけ約束は神聖で軽く扱うな、さもなくば全員敗北すると告げます。
真剣にロカカカを収穫したいのかと覚悟を聞き直して豆銑がとった行動は康穂をリフトから落として囮にするという非情の手段!それで敵がどこにいるか見極めると…。
…康穂が大ピンチ…。定助どうする…?
豆銑はヒロインを自分の為に犠牲にしようとしているともとれる行為してるのにカーズ様の勝てばよかろうなのだのときのような下劣さを感じないですな…。
左手を捨てるシーンからみるように彼にもただ我が身が可愛いだけではないという覚悟が感じられるし、卑怯というよりも目的達成の為ならばどこまでも冷徹であれという強い意思には凄みを感じるからでしょうか。
実際問題、新ロカカカを手にするには豆銑の力は必須。
目的優先の為には全てを犠牲にする覚悟というスタンスなら康穂を見捨ててでも豆銑を守るのは間違いとは言えないでしょうが…。
しかし定助はそれでも康穂を見捨てられないと思います…。
この状況、どうなるか気になりますがそれは次回。ハラハラしつつ待ちます。
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