目玉は荒木先生監修というストーリーモード。
賛否は分かれるでしょうが、個人的にはまあ買って良かったなという感じです。
こういうオールスターのオリジナルストーリーならではの展開見られたりしましたし。
ジョセフとシーザーが原作でのケンカ別れの再現始めたときの老ジョセフの一喝とか…。
これやるために2部にはあの時間軸で入るのね…という感じが。
柱の男と再び対峙した老ジョセフが、エシディシにお前とも戦ってみたいとかいわれたシーンもあり。
表面上では格好良く返して、内心では冗談じゃないお前らと戦うとか二度と御免じゃとか思っててジョセフ節全開で良かったです。笑いました。
あと最後のEDの徐倫。あれは泣けた。
買う前にちょっと天国DIOでるなら同じ天国に到達したプッチがどうだったかと6部のラストバトルから最後まで読んだりしちゃったので余計に来たぜ…。
他の部の事も含めて、まさかの完全なるハッピーエンド。
チート的なものでそうなるので、ジョジョでこれは駄目だろと思う人もいそうですが、僕はこういう優しい世界があっても良いと思ったぜ。
漫画では前編ハードモードだからなぁ…。この次元だけでも幸せにという感じで。
他には色々原作にあった展開のオマージュ的なものはチラホラでてくるのですが、それに少し『んっ?』と思うことはやはりあります。
ファニー・ヴァレンタイン大統領
「我が心と行動に一点の曇りなし…………!」
「全てが『正義』だ」
この大統領の名セリフ、本作のストーリーモードでも言ってくれて、確かに状況的に凄く格好良いんですが、何というかこのセリフは格好良いだけじゃない方が価値があるという感じがしました。
原作では大統領、このセリフいってやる事は独善の背信行為ですが、だから気に入った的な面があったというか。
この辺、何かにつけ色んな名セリフ混ぜたいものでしょうし、まあ突っ込むのは野暮な気もしますが。
後はストーリー全体として3部で始まって、最終決戦も3部オマージュで決める完全に承太郎主人公のストーリーです。これも賛否でそうな要素。
最後の1決着は2部と7部も混ぜてる感じはありましたが。概要はてめーは俺を怒らせたですし。
他のジョジョで天国DIO倒して決めるぜ!…とは出来ません。決まったストーリーを見ていくものです。
キャラの扱いの差はありますね。ほぼ出番が操られて出てきて倒して…くらいの扱いが多い感じでし。全員にスポット当てるのはまず無理でしょうし、仕方無いと思う向きもありますが。
承太郎以外ではやはりジョセフが最初から味方側でいたし、説明役や前述の若い自分やシーザー等の2部キャラとの絡みや仗助との絡みもあったので目だってました。
敵側ではプッチと大統領が出番ある感じでしょうか。
大統領はだいたいこいつのせいの所ありますし。それでいて味方側にも思惑を持って絡むという美味しい役どころ。
プッチは普通に天国DIOの側近になってます。
まあでもストーリーモードは絶賛までいかないけど、楽しめるものになってたという感じでしょうか。少なくとも前作ASBのアレなストーリーモードよりは断然良いです。
対人対戦とかその辺はやっていないのでわかりません。対戦ゲーとしてはゲームバランス粗い感じはしますが、やってない人の印象だからね。当てにならないね。
タッグバトルになったのはニヤリとするようなキャラ掛け合いも増えてるし、このコンビでいくぜ!…と色々やるのは楽しい…ですが、タイマンバトルしたいときもある。
格ゲーじゃなくなったのは個人的には格ゲーコマンド入れられない身なので良かったです。自動的にコンボになるイージービートも健在。嫌だったらON、OFF可。
ステージを自由に動き回れるのもよいですね。
全体のまとめとしてはジョジョリオン感想の頭にも書いたと思いますが、最初に出たのがASBじゃなくてこれだったらあそこまでフルボッコに叩かれる事はなかっただろうなあ…という感じです。
前述した拘りからの否定せずに、純粋にジョジョのお祭りゲーの一本としてみれれば十分楽しめるんじゃないかと。
そんな感じですが次回作は…グラは相変わらず良いし、今作で内容も良くなったので、次は更に改善すれば…と思わなくも無いですが、売り上げ激減ということでどうだろなあ…。
ASBはなまじ売れたばかりに、その分だけもう悪評撒き散らした感じになってしまったので…。
いや、正直前作はグラやモーション作るのに金かけすぎて、資金回収必要になったからストーリーモードとかはとってつけてだしたんじゃないかと邪推するくらいで。
それでとりあえず売れればよかろうなのだとやって次回作つくれても悪評つくってしまえば…。
最も大切なのは信頼だって5部のポルポもいってました。うん。
…とりあえずこんな感じでしょうか。もしまた何かこれも書いておこう的なものが思いついたら追記するかも。
・ジョジョEoHのPS3版とPS4版。
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