ジョジョリオン #75 プアー・トムとオゾン・ベイビー その④ 感想

今週もジョジョリオン感想を。

...今回はあの人が...。ジョジョではどうにも避けられない展開ですが…。

ネタバレありなので良ければ続きを。

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前回の話→#74感想

〇豆銑の過去

…まず語られるのは植物鑑定人、豆銑の過去。

豆銑の両親は良質の梨を育てて有名になるのですが。

心無い同業者達に栽培方法がバレてしまい、しかも両親の果樹園の樹木は夜間に切り倒されて梨の実も全て奪われるという嫌がらせ。

追い詰められた両親は果樹園を手放さざるを得なかったのでした。

元々子供の頃から気難しく人間嫌いだった豆銑は両親の失敗を許せず運命を呪って果樹の栽培に適さない例のスキー場に住み始めたのです。

そこで栽培したイチゴが憲助に認められ、以降自分を認めてくれた憲助と東方フルーツパーラーの為だけに果樹と栽培の研究に専念した…。

それが豆銑礼。


そして今。憲助にロカカカを託す事が希望に繋がるという定助の言葉に心を動かされた豆銑はプアー・トムに立ち向かいます。


スタンド能力で腕を変化させたワイヤーでプアー・トムを拘束しており、そのまま絞めてその身を砕くと宣言するのですが…。

〇豆銑敗北...

…しかしプアー・トムもこのままやられるような敵ではなく地中から常敏を騙して埋めさせた自身のスタンド、オゾン・ベイビーを掘り起こして持っていました。

オゾン・ベイビーは本体に近づく程その効力が強まる性質のようで、その本体の近くでしかもワイヤーで繋がっています…。

受けているオゾン・ベイビーの能力による加圧が強まり、豆銑の身体に更なるダメージが…。普通ならこれでもう死んでるだろと思う位の描写。

…しかしここで出てきた定助のアシスト。イチイの種子の入ったソフト＆ウェットのシャボン玉を飛ばします。

イチイの樹木はその葉と枝が神事に使われるため東方邸の庭に植えられていましたが猛毒持ちであり特にその種子の毒は強いと豆銑に教わっていた定助はそれを攻撃に利用しようというのです。

定助の意図を察した豆銑は一旦ロカカカ枝を置いてもう一方の腕のワイヤーでイチイの種子をつかみプアー・トムの口に入れます。

加圧でおれが潰されるのが早いかおまえの心臓に毒が回るのが早いか…そう告げる豆銑。

プアー・トムはナイフを取り出しますがすかさずイチイの種子を放して開いていた腕のワイヤーでそれを弾き飛ばしました。

…しかし。プアー・トムが必要としていたのはナイフ本体ではなく閉開式のその鞘。

その鞘で自分を拘束する豆銑のワイヤーを挟むことで閉じるという状態を与えるのです。

オゾン・ベイビーの能力は閉じられると加圧。開けると減圧。

唯でさえ強い加圧を受けていた所に再加圧…。豆銑の身体は無残に崩れ落ちてしまいました…。

枝はプアー・トムに奪われてしまいます…。


〇定助VSプアー・トム

…しかし勝ったプアー・トムもイチイの毒を受けておりこのままでは死を迎えます。

そこに駆けつけてきた消防車。常敏がこの状況を作るため東方邸の庭に火を放ったので当然ですがプアー・トムは救急車も来てるだろう、解毒してもらえるとそこに解決策を見出します。

しかし、オゾン・ベイビーの能力は無差別攻撃。何も知らない救急車は車の窓を閉じてくる訳で加圧攻撃に巻き込みます。それはマズイですが定助は諦めず追ってきているので能力を解除する訳にはいきません。

ワシに近づけば最大の加圧だ！…と定助に脅し文句を投げて引かせようとするプアー・トム。確かに策もなく近付けば豆銑の二の舞ですが…。

そこで定助が枝は渡さない逃がさないと放ったのは多重に包まれたソフト＆ウェットのシャボン玉。

…その中身はよく見通せませんが当たれば今のプアー・トムに致命傷を与えるものが入ってるでしょう。

警戒しシャボン玉から逃れようとするプアー・トムですが多重シャボン玉はその一層目が割れる事で方向を変え更に迫ります。

焦るプアー・トム。闘いの行方はどうなる…？…という所ですが今回はここまでです

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...豆銑死亡…。本当にここで退場なのか...。いや見た感じどう見ても死んでるのですが…。

良いキャラでしたがジョジョは主要キャラでも死ぬときは流れの中で悲しむ間もなく退場あるので...。

新ロカカカの枝を見つけて必要な処置するという最低限の役割は果たしてしまっていると思われますし、冒頭は死亡フラグ的過去話出ちゃてるし...。


今回はどうしても　の死に気を取られますがプアー・トムとの戦いも佳境。

そしてこの流れだとプアー・トムとの戦い決着したら現状傍観に徹している常敏が漁夫の利で枝奪う展開のように思われますがどうなるのか...。


とにかく次回。戦いの行方を見届ける為待ちます。




・ジョジョリオン１７巻。