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場面は前回、主人公が住んでいたと思われた部屋から飛び出して来た
ヒロイン、康穂の所に。
友人らしき女性2人組に声をかけられ能書きがやたら長いメニューのある
デザート屋に行かないかと誘われるのですが…。
『山形県天童市の菅原さんが愛情たっぷりの放し飼いニワトリのフンを使った
有機栽培で育てた完熟さくらんぼをふんだんに使った星空の下での初キスの味
チェリーパイ 580円 そして幸せが訪れる』
…とからしい。確かにコイツぁもうワケがわからない位長いぜ…。
一旦はその事に興味を引かれる康穂でしたが、やはりあの部屋での出来事が
尾を引いており、そんな気分じゃないと同行を断ります。
そしてあの部屋のあるマンションを見て、「何なんだよォ!!」…と泣きますが、
そこでふと思うのです。
ショックを受けた原因であるアレな写真が貼られたアルバム、彼(主人公)は
あんな写真を撮ってコレクションするような人には見えなかったと。
「でも、人の本性なんてわからないわ……。たとえ自分の親だって…。
どうやって見分ければいいんだろう……………。」
そうつぶやく康穂。ただ、自分は主人公を『吉良吉影』だと決め付けていたが、
もし違ったら?あの204号室に住んでる人じゃなかったら…?彼はどうなる…?
そんな感じで色々思案中な康穂の場面からその204号室で怪現象に襲われる
主人公の場面に。
何故かはわからないがあんな写真を撮っていたのは自分では無いと
確信がある主人公。しかしその写真にははっきり彼の姿が映っている…。
改めて、「オレは一体誰なんだ?」…と呟く主人公。
…この流れからするとやはり主人公はこの部屋の持ち主、『吉良吉影』では無い?
本物の吉良は主人公と瓜二つの姿だとか…?故にこの場所を教えてくれた
帽子屋の主人が、主人公の名を『吉良』と言ったとか…?
しかし、とにかく今は怪現象に戸惑っているワケで…。
主人公が左手、左足に負った切り傷の血が何かの印となって浮かび上がり、
自分の意思とは関係無く動いたりします。
この今いる浴室に入って来たときからいる裸の女の子は既に両手両足に
その印が付いているのですが…。
右手でタオルを取ろうとした主人公を裸の女の子が静止します。
…タオルには触れば傷が出来るように針が仕込まれていました!
…前回の話ではスリッパに画鋲が仕込まれていたワケで…。
どうやらこの浴室、印を付ける為にあちこちにこういう仕掛けが
仕込まれているようです…。
いいかげん、このワケの分からない状況に、女の子に向かって
「お前はこの風呂場で何をしている!?」…と叫ぶ主人公。
しかし、「上」に聞かれてしまうと、静かにするよう促す女の子。
『4つ』取られなければ大丈夫、そして『真上』に立たれちゃダメだという。
この現象の主犯は上の部屋におり、ソイツに上に立たれると
おしまいらしいのだが…。
「…とにかくひとつずつちゃんとオレに理解させろ…。」…と
ポルナレフ状態の僕の気持ちを代弁する発言をしてくれる主人公ですが、
裸の女の子は答えずに風呂に入り始めました。
入ってるのに、「ちっともお風呂なんか入りたくない」…という女の子。
…そしてそのまま頭も全部湯船のお湯の中に沈めてしまいました。
理解できず、「君…ずいぶん変ったお風呂の入り方するんだなぁ…。」等と
言っていた主人公ですか、女の子が本気で溺れ出したので、慌てて助けようとします。
しかし重い!!どうやら溺れてるのに両手足でふんじばってる模様。
そしてそのとき、印のついた主人公の左手が勝手に動き、その首を自分で絞める!
同じく印のついた左足もずるりと動き、体勢を崩される主人公!
女の子の両手両足も…印のつけられた手足が別の何者かの『力』と『仕業』で
勝手に動かされている事を認識した主人公は、風呂場の栓のチェーンを
右手で引っ張って抜き、湯船のお湯を抜いて女の子を助けます。
何とか助かった裸の女の子は住まいは東京、杜王町を旅行してたら
拉致された事を話します。もう何日経ったかわからないと。
主人公がここに来たのは3日前らしいが…。
『上』のヤツは怒ってるから殺される、早くあたしを助けてという女の子。
…しかし風呂場の栓のチェーンは…尖ってカミソリのように切れるようになっていた!
右手にも傷がついてしまう!傷から出る血が印になっていきます。
『3つ』取られたと叫ぶ女の子。
真上に立たれてケガをすると印がつけられる、そういう事らしい。
女の子がいう取られたらおしまいの『4つ』は両手足の事でしょうから、これで
主人公に残されたのは右足のみ!
とにかく全ての元凶のヤツは上の部屋にいるという事。
『吉良吉影』とはオレの事か、それとも上のヤツの名前かと聞く主人公に、
女の子は知らないと答える。
とにかく主人公は3日前にこの部屋にいた、でもどこかに行ってしまった、
そして戻ってきた。
「あたしを救いに戻ってきてくれたんじゃないの?」…と女の子。
続いて、上の部屋の『男』は…と言いかけたとき、また女の子は
上のヤツに操られ始めたようで、右手で自分の舌を引っ張り出し、
左手で髭剃りの刃を取った!
その刃を舌に!止める主人公!
…しかし指を離せと言っても操られているので離すワケは無く、
更に膝蹴りを食らわせてくる。
それでも何とか髭剃りの刃を女の子から奪い取ったが…。
女の子は助けてくれたのはありがたいが自分は上の男が
主人公の『4点』取る為の『餌』に過ぎないという。
上の男の狙いは主人公!主人公の手には髭剃りの刃!
そして操る力は主人公に移動しているという!
傷から出来た印の手足を操る上のヤツの能力を前に、主人公が
自由に動かせるのは右足のみ!
髭剃りの刃を持つ自分の右手が主人公の首筋を狙って来る!
倒れるようにして何とか避ける主人公だが、大ピンチ!
右足で右手を踏みつけてその動きを押さえ、女の子に
上のヤツに真上に立たれなければこの力は使えないという
考え方でいいんだな、と確認を取る主人公。
「それが何?もう無理」…という女の子。
そして主人公の左足が操られて、右手を押さえていた右足を外される!
…しかし、ここで主人公の能力発動!
星のアザ付きシャボン玉が壁に当たって割れる!
…そしてついにここまでこの能力は出ても姿は(表紙以外)出ていなかった
スタンドの姿が!
「ソフト」 &「ウェット」。…名前も判明!今回の話のタイトルですね!
「しゃぼん玉が触れて割れる時『そこ』から『何か』を奪う。」
…何かとか、やたらあいまいですが、今は壁から音を奪った模様。
「この壁に何をしてもどこにも誰にも聞こえない。」
そして右足スタンドキック!壁を音も無く蹴破り、そのまま浴室を飛び出して
上のヤツの『真上』から逃れた!
おお!スタンド、壁をたやすく蹴破る位のパワーはあるんですね!
1話目で常秀に主人公倒されたりしてたので、全然パワーは無いような印象でしたが。
…あれはもしかして常秀はかなり強いという事だったのか?
ウロウロとする音が上から聞こえます。音もなく真上から逃れたので、
ワケが分からず混乱してますね。
「オレを見失ったな…上は『3階』…304号室ってことか…。
とにかく…ここはこの部屋から外に脱出して上の部屋にいるヤツが何者だろうと
…顔を見て直接たたく。」
反撃開始!しかし上の足跡が止まった!
「ドアは康穂が出ていったばかりだから『錠』は開いたままだ。
4m15cm先…だが『ドアの上』は危険だ…あそこの『天井』は…
ドアを通過して外の出ようとする行為は…」
相手の心理を読む主人公。
「ヤツは『3点』取ったのにオレを見失って…かなり驚いて慌てているのだろう…
もしオレが上のヤツなら…ドアの上の所で待ち伏せする……。
間違いない……ドアを潜るのはやばい。」
おお!凄く鋭い読みでは!
「ベランダから出るッ!」
ベランダから上の部屋に乗り込むのか!…という所で今回ここまで!
久しぶりのジョジョリオンですが面白いよォ!
特に後半。スタンド出してから反撃に出る主人公カッコイイぜ!
これまで、全裸での登場だったり、スキっ歯から饅頭のあんを噴出したり、
コミカルな感じも出していた主人公ですが、決めるときは流石の
ジョジョ主人公の風格ですね!
そこにシビれたので、後半主人公のセリフラッシュになりました。
スタンドも初めて姿を見せましたね!
…しかし『何か』を奪う能力って、このままだと何でもアリじゃあ…?
力の強い敵なら力を奪うとか、シャボン玉さえ当てれればどんな敵でも
倒せそうな感じの。
…まあ、何らかの制限があるとは思いますが。
とにかくより面白くなっていきそうなニオイがプンプンするぜぇーッ!
次回も期待です。
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